素浪人旅日記

2009年3月31日に35年の教師生活を終え、無職の身となって歩む毎日の中で、心に浮かぶさまざまなことを綴っていきたい。

第41回伊勢高同窓会関西支部総会懇親会に久しぶりに出席

2023年11月18日 | 日記
 コロナ禍で中断していた「伊勢高同窓会関西支部総会懇親会」が4年ぶりに開催された。第41回というから私が大阪に移り住んで8年ぐらいの時に関西支部が結成された。仕事をしている時は余裕もなく欠席していたが、退職してから、何か刺激が欲しいなと思った時に出席することにした。今回は3度目の出席となった。会場は「ホテルアウィーナ大阪」である。

 鶴橋駅から近鉄電車に乗り換え上本町六丁目までの一区間を乗るのが面倒だったので、千日前通りを15分余り歩いた。風が強く沿道のモミジバフウの葉が舞い散っていた。車でもよく走る道だが久しぶりに歩いてみるとけっこうな上り勾配で上町台地を実感した。大阪マラソンで走って以来のことである。

 「ホテルアウィーナ大阪」は、公立学校共済組合の施設なのでよく使っていたが、前回の同窓会に出席して以来とんと行っていなかったので懐かしく思えた。中に入るとクリスマスツリーが出迎えてくれた。他の同窓会も多くありイベント会場は全部埋まっていたのには少々驚いた。
     

 60名余りの出席者があった。前半は総会で、支部長挨拶、役員改選、来賓紹介、来賓挨拶と形通りに進行した。来賓の一人、剣道の授業でお世話になった中西昭八郎先生も健在だった。名前から察すると昭和8年生まれ、90歳だと思うが年齢を感じさせなかった。挨拶の中で先生は昭和37年に伊勢高に赴任して昭和58年に退職するまでの21年間在職し、さらに退職後8年間講師として伊勢高に関わり、合わせて29年間を伊勢高生と接してきたという話にはどよめきの声があがった。
 私は11期生だが同期は他に3名だけだった。今回は14期生が8名と一番多かった。最年長は2期生、最年少は63期生、まだ大学3年の2人であった。そのうちの1人が、私と同じ文岡中学校出身と聞いて珍しいこともあるものだと話が弾んだ。しかし、50年余りの隔たりは埋めようもない。「孫の世代だよ」の一言で納得。

 総会後の恒例の卒業生による講演会は、13期生で愛知教育大学名誉教授の西宮 秀紀さんによる「世界遺産・沖ノ島」についてだった。古代祭祀についての研究をされてきた方で、沖ノ島の世界遺産登録に際して国際専門家会議の一員として沖ノ島見学に参加した。その貴重な写真をもとに沖ノ島について語られた。30分という限られた時間だったので用意されたB5判5枚の資料についての解説は割愛せざるを得なかったが、「なるほど」と思うことが多くあり刺激になった。
 講演会の後の懇親会は、思い出話や近況報告など話が弾んだ。アトラクションでは「吉川晶子(12期生)と愉快な仲間たち」によるフラメンコで盛り上がった。
   いい気分転換になった。



 

 

 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする