~壊れるまでに張りつめた気持ち。
ごまかすことも、そらすこともできない―二十歳の恋。
これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに帰ることができるのだろう。 あの薄暗かった雨の廊下に。
野間文芸新人賞を最年少で受賞した若手実力派による初の書き下ろし長編。「BOOK」データベースより
島本理生氏のファンには申し訳ないですが、全ぁ~ったくオモシロくなかったです(-_-;)
「何かあるはず!」と強く信じて最後まで読みきりましたが、何にもありませんでした。
女子高生と部活顧問(当時)の先生の恋愛ストーリーが卒業後まで続いてるという物語です。
色々なスパイスは散りばめてあるので、そこから強烈なエピソードが立ち上がる期待感はあったんですが、なんか散発的で、スムーズな盛り上がりはなかったです。
キャラクター作りも、「この登場人物が必要か?」と思いましたし、全てが中途半端に感じます。
確かに、繊細な心理描写、情景描写、ファッション等への細やかな心配りを感じることが出来ましたが、逆にいえば、その文章から匂い立つものが感じられず、蛇足というか、いたずらに文章量をふやしているだけで、だらけさせてしまっている感じがしました。
この作品が、どうして映画化されたり、評価が高かったりするのか理解できませんが、機会があれば、もう一作品ぐらい読んでから島本氏への評価を決めたいと思います。
★★☆2.5です。
ごまかすことも、そらすこともできない―二十歳の恋。
これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに帰ることができるのだろう。 あの薄暗かった雨の廊下に。
野間文芸新人賞を最年少で受賞した若手実力派による初の書き下ろし長編。「BOOK」データベースより
島本理生氏のファンには申し訳ないですが、全ぁ~ったくオモシロくなかったです(-_-;)
「何かあるはず!」と強く信じて最後まで読みきりましたが、何にもありませんでした。
女子高生と部活顧問(当時)の先生の恋愛ストーリーが卒業後まで続いてるという物語です。
色々なスパイスは散りばめてあるので、そこから強烈なエピソードが立ち上がる期待感はあったんですが、なんか散発的で、スムーズな盛り上がりはなかったです。
キャラクター作りも、「この登場人物が必要か?」と思いましたし、全てが中途半端に感じます。
確かに、繊細な心理描写、情景描写、ファッション等への細やかな心配りを感じることが出来ましたが、逆にいえば、その文章から匂い立つものが感じられず、蛇足というか、いたずらに文章量をふやしているだけで、だらけさせてしまっている感じがしました。
この作品が、どうして映画化されたり、評価が高かったりするのか理解できませんが、機会があれば、もう一作品ぐらい読んでから島本氏への評価を決めたいと思います。
★★☆2.5です。