陶芸ブログ「ひとりごと」

マイペースに陶芸やっています。
委託販売や通販も行っております。

2010-03-30 | Weblog
今日は、爽やかな晴れで、空が綺麗でした。

イベントで使う袋や箱を購入するため、厚木の梱包用品の店に行ってきました。
通りがけに、鮎津橋上流の河川敷の桜を見に寄り道。

川沿いなので、他より咲くのが遅い場所です。
見ごろには未だ遠いですが、敷物を敷いて楽しんでいる人たちもちらほら。
満開のさくらでなくても、なんとも心地いい場所です。

「ここに、桜を植えようと提案したのは俺なんだ!」と嬉しそうに言う、陶芸の石井先生のことを思い出します。

お墓に入るよりこういう場所が良い。とも言っていました。

私は、石井先生の命日も覚えていないし、お墓参りも行かないので、薄情と思われてもしかたないのですが、自分なりのかたちで先生を偲んでいます。

まだ、10代だった自分を、思い切り誉めまくってくれたこと、孫のようにかわいがってくれたこと。

祖父母の温もりを知らない自分にとって、本当の祖父なら良かったのにと思わせてくれる人でした。

おそらく、この先生との出会いがなければ、今私は陶芸やっていたかどうかもわかりません。

先生から教わったことは、技術よりも楽しさですね。

先生のお弟子さんたちは、教室がなくなった後も、皆それぞれの形で陶芸を続けていることでもわかります。

満開の頃に、もう一度見に行けるかな。
作業の進み具合次第ですので、がんばろう。