セラピスト、カウンセラー、教師などの職業には非常に厳しい「守秘義務」があることは、よく承知しています。
なので、どの大学でも、レポートや感想について「研究所の雑誌やブログに、実践の成果の報告として使わせてもらうことがあるので、予め了承しておいてほしい。もちろん、個人を特定できるような部分は公表しません。もし使ってほしくなかったら、予めレポートに書いておいてください」と、何度もしっかり断っています。
それでも、以下のようなかなりきついケースの報告をご紹介することには、かなりためらいがあったのですが、あえてご紹介することにしました。
それは自主キャンペーンではありますが、コスモロジー教育=コスモス・セラピーには、実際に人生のピンチのただ中にある人をサポートする効果があることをお知らせして、同じような状況にある人に生き抜くためのヒントにしてもらったり、できるだけたくさんのサポートする立場にある方々に使っていただきたいと思うからです。
以下の3つとも女子学生のものですが、個人を特定できるような内容のないものだけを選んであります(単純な誤字の訂正と読みやすくするための読点を加えました)。
私は今、人に嫌われています。
だから生きている価値なんてないし、人に嫌われる私は嫌だ。
だから消えてしまえばいいんだ、と思っていました。
ですが、「コスモロジーの心理学」を読んで、少しだけ自分に自信が出たような気がします。
私は贈り物として生まれてきて、何かに生かされているほど価値のある、とほうもない偶然の上で生まれてきたのだった。
また、すべては血がつながったしんせき同士なのだから、憎み合うこともないのだと。
とても心が軽くなり、自然と涙があふれてきました。
この講義を取らせて頂けて、ほんとうに光栄です。ありがとうございました。
後期もよろしくお願いします。
本の冒頭で述べられていた人生観が変わるという意味がすごくわかりました。
私もニヒリズムにおちいっていました。
幼いころからまわりと違う家庭環境に悩み、“自分が生まれてきた意味があるのかな?” とか“もう、死にたいな” と思ったことは何度もあります。
パスカルが考えていたことにも非常に共感できました。
人生に意味があるのかなとか、なんで自分だけこんな思いをしなければならないのかな、もう人生終わりでいいと何度も何度も思いました。
しかし友だちと騒いでいるときだけは、こんなことを考えずにすんだから、なるべく1人の時間をつくらないでいようと、中学のときはほとんど家に帰っていませんでした。
いまだにこのくせはなおっていないです。なるべく1人の時間をなくそうと予定をぎっしりつめてしまいます。
しかしこの本を読んで、自分は1人ぼっちだとか思わなくなりました。
自分は“ご先祖様達の愛情の結晶” であると思うと、すごく嬉しくて生きることに自信がつきました。
宇宙が生まれた瞬間から自分が今ここにいることが予定されていて、何かひとつでもかけていたら今自分がここにいないかと思うと、奇跡だなと思いました。
親に“生まなきゃよかった” と言われたことがあります。
その日からずっと自分なんか生まれなきゃよかった、と思っていたし、神様をうらんだこともあります。
けれどこの本に書いてあった、人の命とは“無条件、無償であたえられたおくり物” という言葉がとても心にひびきました。
自分がここにいることはものすごい奇跡なことで、奇跡がおこってくれてよかったなと、生きていることの神秘さに感動しました。
137億年前につくられた水素が自分の体の中にもあるという話にも、ものすごく心をうたれました。
私は自分という人間なだけじゃなくすべての物とつながっているんだと思うと、生きることにわくわくします。
宇宙や太陽や地球が137億年前には何もなく、その中で宇宙ができて惑星や恒星がつくられ、今の宇宙があるのですが、宇宙は神秘的で不思議だなと思いました。
でもその宇宙と自分がつながっていると思うと嬉しいです。
これからは自分1人ぼっちだとか考えるんじゃなくて、全ての奇跡のおかげで自分がいて、そのことじたいが奇跡で生きていることに感謝していけるようになりたいなと思います。
大学入学して1ヶ月程経って、高校と環境がガラリと変わって人間関係や大学生活について悩み、プライベートでは心無い大人にだまされ、闇の世界を見るはめになったりして、人生に絶望していました。
けれど、それでも生きていることってすごいんだなと、先生の本を読んで思いました。
猫の手も借りたいほど一人で辛かった当時の私にとって、先生の講義や本は、数少ない救いだったように思いました。
そして、自分の良心に従って生きれば何の問題も無いのだなと思いました。
自分を信じて、自分で自分を救えるんだと、自分の足でしっかり立って生きていけるような気がします。
「コスモロジー教育=コスモス・セラピー」と表記するとおり、これは心理療法的思想・思想的心理療法です。
個別のカウンセリングをしなくても、たくさんの人の中で話を聞く・授業を受けるだけでも、同時に多数の受講者に対する癒し効果があることを、20年あまり確認してきています。
上記の3人の報告も、その効果を証言してくれるものです。これはいわゆる「科学的検証」とは異なりますが、有効性の証明としては十分ではないか、と私は考えているのですが、どうでしょうか。
もちろん、それだけではなく第三者による検証も必要ではあると思いますが。
証言は信用できると感じた方、ぜひ読んでみてください。そして、納得できたら、修得して、使ってください(昨日のご案内のように9月からコスモス・セラピーの講座があります)。
コスモロジーの心理学 コスモス・セラピーの思想と実践 | |
クリエーター情報なし | |
青土社 |
以前先生も仰っておりましたが、
ピンチのただ中にあり、絶望している人というのは、つながりが見えておらず、自分は一人ぼっちだと勘違いしているのだと思います。
そんな人達にコスモス・セラピーは本当のつながり(奇跡的な宇宙と自分との時間的空間的つながり)を教えてくれます。
そのつながりに気付くことによって、自分には絶対(宇宙)的価値がある事を感じ希望を持つ事が出来るんだと思います。
特にレポートにあった “自分はご先祖様達の愛情の結晶”という言葉はいつ聞いても感動し、自分がとても尊いものなのだと実感させてくれるいい言葉ですね!
しかも現代科学をベースとしているので、疑問を感じたら検証出来るという点で、とても開かれた考え方であり、よって多くの人が納得出来るのだと思います。
それなので一人でも多くの人に『コスモロジーの心理学』を読んで、納得出来たら使って貰いたいと思います!
そうすれば、自分に自信を持ち、同時に他人を思いやれる良い社会が出来ると思います!
上記の女子学生の方に全力でエールを贈りたいです。
コスモスセラピーを学びながら元気になってほしいです。
投稿初めてですが、
こんな感じでいいんですかね?
ご先祖さまのことを思い出す季節が終わりました。
でも、これからも直接の親、ご先祖さまから宇宙というご先祖さままで、いつもご先祖さまと自分との切っても切れないつながりを感じながら、しっかり生きていきたいですね。
つながりに気づいていると絶望しない、忘れると絶望する、というのはかなり法則的です。
生きることに疲れたり、失望したり、絶望したりしないよう気づきを維持しましょう。
禅では、「正念相続」というと恩師から教わりました。
コメントありがとうございます。
コスモス・セラピーには人を勇気づける効果があることを実感しています。
「伝えたい! いのちの意味」がブログのタイトルですが、ぜひ伝わってほしいものです。
これからも気長に持続します。
続けてお読みいただき、コメントをいただけると勇気づけられます。よろしくお願いいたします。