他のことに時間を取られていて遅れた、H大学社会学部(経済学部生も聴講)「現代社会と宗教」の今学期の成果の集計をようやくやってみました。
前期のアンケート調査には、レポート提出者660名のうち173名がアンケートに答えてくれました(約26%)。しかし、授業を受けたことによる世界観・人生観の変化のポイントについて25名が数値無記入でしたので、有効回答148名として計算すると下記のとおりになります(パーセントは四捨五入)。
10 44名 30%
9 12名 8% 38%(10,9の累計、以下同様)
8 28名 19% 57%
7 15名 10% 67%
6 7名 5% 72%
5 15名 10% 82%
4 3名 2% 84%
3 5名 3% 87%
2 9名 6% 93%
1 3名 2% 95%
0 7名 5%
無記入 25名(内3名は世界観が変わったと記入)
アンケートの回答率が26%、有効回答率が22%であることを考えると、これがどこまで受講者全体の傾向を表しているかという疑問が若干あるかもしれませんが、レポート全体の出来と感想を勘案すると、ほぼ全体の傾向を示していると解釈していいと思っています。
ポイント10は、言葉にすれば「世界観が全面的に変わった」ということでしょうが、今年度は30%で、この率(25%以上30%程度まで)は、これまで十年以上続けてきたアンケートの傾向とほぼ同じです(やや高め)。
10から7まで67%、10から5まで82%、10から1まで95%もほぼ例年どおりです。
これは、興味深いことに、今年かなり少人数だったM大学の集計結果(受講者44名、回答者36名)ともほぼ似た傾向を示しています。
そのことは、コスモロジー教育は受講者の数の多少にあまり影響を受けないこと、したがって、必要であれば一挙に多人数(おそらく1000人程度まで)に行なうことができるという効率性を実証していると思われます。
また、例年の調査とあわせて、かなりの受講者に顕著な肯定的変化をもたらすこと(例えば10~7の累計が67%)、受講者のほとんどに肯定的影響があること(10~1の累計が95%)が、今学期も実証されたと考えていいでしょう。
教育に関わるみなさん、この数字が信用できるようでしたら、ぜひ、このメソッドを学んで使ってみてください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます