ここのところ急に寒くなってきたのは、NHKニュース7の天気予報によれば、偏西風が蛇行して、北の寒気が日本列島全体を覆っているからだという。
「今回の寒気、影響を与えている要因の一つはフィリピンの近くにある台風22号など発達した雲。
強い上昇気流が発生している。
これが中国などにある高気圧を強めることで偏西風に影響が出る。
大陸付近で一旦北に押し上げられ日本付近では南に蛇行すると考えられている。
この結果、北側にある寒気が日本付近に南下しやすくなっている。」
とのことだ。
地球全体がつながっているのだから、当然といえば当然なのだが、例えばずいぶん遠いところだと思っているフィリピンの気候が日本の気候に大きな影響を与えるのだな、とあらためてうなづいている。
フィリピンの台風は去年11月の「スーパー台風」とも同じ傾向の気候変動―異常気象のせいだろうと推測される。
私たちは、日常の身近なこと(たとえば物価や景気)だけが自分に関係あることで、後は「自分には関係ない」という常識的感覚を超えて、地球規模の「エコロジカルな持続可能性」({持続可能な経済成長」ではなく!)について、感じ・考える能力を獲得しなければならない時代にいるのだと思う。
それにしても、フィリピンの台風の被害、北陸などの雪の被害ができるだけ少ないよう心から祈りたい。
今夜は、我が町綾川にも雪が降るかもしれないとの予報である。
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