羅生門跡:小さな公園の中に石碑が立っているだけ
羅生門模型:近くのお堂の中の小さなガラス・ケースに入っていた
羅生門跡の公園のアジサイ
西寺跡:草に覆われた土壇と石碑が残っているだけ
昨日は、折角の京都なのでせめてもと、少し早めに着いて、数時間歩きました。
『空海の『十住心論』を読む』(大法輪閣)などを書いていて、もちろん東寺は行ったことがあるのですが、それと並ぶ西寺の跡には行ったことがありませんでした。
それと、若い頃、芥川龍之介の短編『羅生門』にはとても感銘を受けたので、一度、羅生門跡にも行ってみたいと思いながら、これも行ったことがありませんでした。
地図によると東寺-羅生門跡-西寺跡は同じ通りにあります(昔の都の造りのことを考えると当たり前なのですが)。
こういうものの距離感覚は歩いてみないとわからないので、歩いてみたいと思ったのです。
雨の中でしたが、さびさびとして、わずかに残った石碑に、遠い昔を偲ぶにはふさわしい天気でした。
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ちょっと違う、いやだいぶ違うかもしれませんが、国敗れて山河ありの言葉を思い出しました。
羅生門と言えば、
「下人の行方は誰も知らない・・・」
このフェイドアウト、すごいと思います。