このところ、多くの方から、ここが倒産したんだってとか
あの人多額の借金していたんだってとか
話が入ってくる
長年の付き合いがあった老舗の創業者の場合もあるし
お世話になった業者さんや友人だったり
病院が倒産寸前という話も入る
他人事で、批判的で、あたかも彼らは失敗者だから当然だとか
いわゆる批判的で攻撃的なエネルギーを出すが
究極の選択をせずにはいられない状況下で
いつも、どんな時も、やるべきことをやって決断し
幾つもの困難を乗り越えてきた人たちだ
古い時代が終わりを告げる時、いつでも痛みを伴う
これは胸が痛む出来事だ
私達の世界では地獄の中で内なる批判者が顔を出すことがある
批判することで、自分とその人を分離させることで
自分もそうなってしまうことの恐れを外すことができるからだ
今は一人ではなく、多くの人が同じ現象になっているため
一人だけ失敗者なのではない
これはコロナのせいで自分のせいではないと正当化できるが
実際に起きていることはとんでもない地獄だったりする
すぐにご飯が食べられなくなってしまうとか
住む場所がなくなってしまう人いるだろう
子供を連れて露頭に迷っている人をみたら
いてもたってもいられない気持ちになる
2014年に泰三さんを亡くした後、私が体験したことも
とんでもない地獄だった
ここぞとばかり、私に会ったこともない人たちが
批判と攻撃をし
みんなが自分だけが正しいと思っているエネルギーは見事だった
手の平を返すように
恩を仇で返すどころか、そこに更に砂をかけて唾を吐くような
身内もいた
サイババの神へ近づく道の3つのゼロという試練の中で
財産を失うこと
愛する人を失うこと
地位、名声を失い、蔑まれること
がある
自己覚知が進んでくると
自然に起きてくる現象だ
そしてこの時期
同じ時期に多くの人が同じ現象を体験していた
ホリエモンもその一人だろう
人は移行の時は死の領域(デッドゾーン)を体験するようになっている
新しい世界に行くのには、古い場所を離れる必要があるのだ
持っていたすべてが無になればなるほど
移行の領域は大きく広がる
そんなからくりは分かっていても
実際、そこで体験する感情は
とんでもなく大きなものであると思う
祈るだけではダメだ
実際にアクションを起こしていかないと・・・
私の友人の一人がこう言った
「世の中の比率って知ってるかい?
自分の味方、協力者、ファンは1割
批判的で君を嫌いな人が1割
残りの8割はよくも悪くもないどうでもいい人
この比率は、人数が増えても変わらないんだ」
どんなにカリスマ的に人気があるように見えても
10万人の人がその人を知っていて
1万人のファンがいるならば
1万人に嫌われているということで
後の8万人はその人のことはどうでもいい人ということになる
トランプは
批判者も多いが
それに捉われることなく
彼は思ったことを口にし、行動していく
突破力や決断力、行動力は並外れている
彼がやろうとしていることは
長い間の腐敗を掃除しようとしている
彼のすごいところは
批判にエネルギーを奪われていないということだ
これまで何度となく書いてきたが
光と闇は必ず、内側に存在する
自分にはそれがないという者ほど浅はかで
恐ろしいものはない
無意識に送り込んだ内なる影を認識し
影を持つ葛藤を見つけ
新しい形で外へだしてやる必要がある
闇や影への葛藤から私達は自分を隠し
発言せず、傍観者になり
影の批判者となるが
これからの世界では
隠し通せなくなる
発言せずとも
一人ひとりの考えやエネルギーは
様々な形をとってすぐに現れるからだ
今、私達に問われているのは、誰かの意見でも
誰かの批判や評価でもない
他人の定規に合わせる必要さえない
自分とは何か
何をよし とし、何をしないと決めるのか
すべての人の中で問われることになる
私が大好きな人物の白洲次郎は
青年期に英国ケンブリッジ大学で
真のジェントルマンを学んだ
白洲次郎は先生の出す質問に対して模範的な回答を
出したが、先生はそれを彼に送り返し「やり直してきなさい」と言う
「私が望んでいるのは、模範的な正しい回答ではなく、
君が生きて、小さな頭で考え抜いた考えを聞きたい」
これが後の白洲次郎に大きな影響を与えたとされている
日本人特有の右へならえの共感能力と優しさは
時に批判的な傍観者へと変わる
この日本という集合意識の枠組みは
進化していくことになるだろう
私達はこれを機会に自分の中の魂に刻印された
自らの本質を思い出すことになる
これが私である
そう宣言した時、世界と自分との関係性が変わるだろう