スカイツリーに行った後、横網町公園へ行きました。
ご存知の方も多いでしょうが、
この場所は 「東京都慰霊堂」 があるところです。
関東大震災の遭難者のご遺骨がおさめられた慰霊堂に
その後、東京大空襲の犠牲者も安置されることになりました。
同じ敷地に、東京を復興させた当時の大事業を記念して
復興記念館も建てられています。
東京が大好きで東京に住まわせてもらってる自分。
たくさんの方が復興へ尽力してくれたおかげで
今の、この東京があるんだと感謝しています。
で、まえまえから一度は慰霊と感謝に訪れたいと思っていた。
東京都慰霊堂
東京空襲犠牲者を追悼し平和を祈念する碑
関東大震災はお昼時で、
食事の支度に火を使っている時間帯だったため
火災が多く発生し、
それから私たちは「ぐらっときたら火の始末」と
徹底して教育されることになりました。
なので関東大震災といえば
東京の火災の印象が強い。
でも神奈川では津波の被害でなくなった方が多く
実は東京より被害は大きかったということを
当時の新聞で知りました。
今回の震災で津波や火災の模様が報道されて
歴史上の出来事だった関東大震災が
すごくリアルに想像できるようになりました。
すごい被害をこうむりながら東京も神奈川も
いまのように復興してきたこと、
その気の遠くなるような努力も
リアルに想像できるようになりました。
だから、今、
どんな状況からも必ず立ち上がりもとの力を取り戻す
人の力のすごさを信じられる。
けど、一方、震災から90年、空襲から65年たった今も
「身元不明の方のご遺骨を
慰霊堂でお預かりしています。
お心当たりのある方はお申し出下さい」
という貼紙が貼られたままという辛い現実も。
復興への希望とともに、
そういう方々の無念を忘れずに
生きなければならないと思わされました。