そゆる日記

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NEO ZIPANG NIGHT! 東京 2

2019年07月01日 | EXILE

「USAはほんとに話がうまくなったよね」

司会者の方からも高橋歩さんからも言われていたUSAちゃん。

「僕も頑張っているんですよ」って返していたけど

初めてDANCE EARTHのイベントに参加した10年前から

私の印象は変わりませんよ。

告知とかのお仕着せの言葉は噛んでも

言いたいことを話すときは噛まないし

もちろん内容も面白い。

お話は最初から上手(なんの擁護(^^;)

 

 

 

トークライブは乾杯から始まって

ステージの三人にはテキーラが用意されたのですが

USAちゃんが「ショットで?」って驚いていた(苦笑)

スタッフどういう判断(^^;

二杯目からはカクテル(ハッピーラパローマ)になりました。

 

メキシコでは日本で言う水割りのセットのように

テキーラと氷とグレープフルーツジュースが用意され

各々が好きなように割って飲むのがパローマだそうで

トークはそんなテキーラ話からスタート。

材料のアガベについて、本場のテキーラ列車について、

福島で走らせたテキーラ列車について。

今後はアガベを日本酒の手法で酵母で発酵させて

新しいテキーラを作ってみたい、などなど

テキーラへの思いをたくさん話されました。

 

歩さんとの出会いは

本を読んで感銘を受けたUSAちゃんのほうからアプローチ。

ネットで調べて沖縄でゲストハウスをやっていると知り

宿も取らずに弾丸で沖縄にむかった。

折よく歩さんと会うことができたけれど

世界旅行から戻ったばかりの歩さんはEXILEを知らず。

「どういう意味なの?」

「放浪者です」

「ふーん浮浪者か」(お客さん爆笑)

「結局意気投合してお酒を飲みすぎて帰れなくなり

ゲストハウス前の路上で寝てしまい

本当に浮浪者になりました」とUSAちゃん。

ほらね、お話上手(爆

 

USAちゃんが初代JSBになる前

ダンスをあきらめてレストランをやろうとしたことは

はじめて知りました。

有名な話かわからないけど自分がファンだった時には

聞いたことがありませんでした。

 

ダンスでは食べられなくてレストランをやろうと決めた頃

ドリカムの武道館ライブのバックダンサーの話がHIROさんからきた。

やりたい。

度重なるリハーサルのために店に出られない。

武道館ライブに出てもその後の保証があるわけではないし

食えないから仲間になったはずなのに

やっぱりまたそっちへ行くのかと責められた。

店にあった魚で殴られたりして(爆)大げんかになった。

結局ライブを取ってステージに立ち

いつかきっと自分たちのライブでこのステージに立つ、と

腹を決めることになったターニングポイントだった。

 

その後EXILEとして成功したUSAちゃん。

レストランの仲間も事業で大成功して世界進出も果たし

USAちゃんも海外のお店を訪ねたりして今はいい仲間だそう。

 

順風満帆な人生なんてどこにもないし

虚空に飛び出すような決断をしなければならない事もある。 

 

 

深刻な話もお二人の話術で大笑いしながらつづき

司会の方から「そろそろ本の話を」と振られるまで

出版記念トークショーだと忘れていました。

 

この本は海外で「日本ってどんな国?」ってきかれたり

海外からの旅行者に同様の質問をされたとき

指さし本として使えるように日本語と英語を併記した、とのことで

一番の目的はまずそれでしょうが

自分たち自身が当たり前すぎで気づかないでいる

自分たちの文化を「なるほど」と再認識する素晴らしい本です。

 

トークショーでは

こんなに細やかに季節を感じている国はない。

「雨にも細かく名前がついていたり

雲や風にも名前がついている」国はないとか

こんなに色々な文字を使い分けている国はない。

せいぜいあっても二種類がいいところ。

ところが日本では漢字、ひらがな、カタカナ、アルファベット、

最近では絵文字まで使って気持ちを伝えようとする。

などと自分たちも気づかないでいる日本の文化についてや

また、和太鼓とプロジェクションマッピングを使った

ドラムタオさんのパフォーマンスや

ガンダムなど現代のモチーフを

日本画の手法で描く天明屋尚さんなど

伝統を守るだけではなく現代のものとして

進化させている活動が紹介されました。

 

 

さて、「自分たちの祭りを作りたい」ということは

日本で踊ろうのあたりからUSAちゃんがずっと言っていることですが

祭りの要素として「音」「踊り」「衣装」と考えていて

ある日、飲み屋で山本寛斎さんの作品の画像を見せながら

「こういう感じのものにしたいんだよ~」と

衣装のイメージについてアツく語っていたところ

隣の席にいた見ず知らずの方が

「自分は以前山本寛斎さんのもとで働いていた者で

この作品は自分が手掛けたものです。

寛斎さんをご紹介しましょうか?」

という奇跡のような出会いがあったとか。

 

歩さんは「USAの夢の話を聞きながら

『まあまあ、まあな』って思ってると

次に会ったときに『寛斎さんに話がつきました』とか

言ってくるからびっくりしちゃうよ」と言っていました。

夢に本気の人の引力はすごい。

トーク終了後記念撮影