そゆる日記

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ボッコちゃん

2022年01月26日 | 日々のあれこれ

カズオイシグロさんの

『クララとお日さま』を読んで

ふと星新一さんの本

『ボッコちゃん』を思い出しました。

 

子供のころSFが大好きで

星新一さんの本をよく読んでいました。

思い出したのは『ボッコちゃん』が

『クララとお日さま』と同じように

女性のロボットのお話だったからでしょう。

 

ただ『ボッコちゃん』については

タイトルと設定以外のことは

思い出せませんでした。

 

どんなお話だったっけ。

 

図書館のデータを検索すると

いきつけの館にあって

すぐ借りることができました。

初版は昭和46年(!)そうとう古い(^^;

ショートショートという短編よりもっと短い

10ページもないようなお話が

表題作の『ボッコちゃん』含め50編。

 

改めて読みなおして

あぁ星新一さんってこういうのだった

と思い出しました。

なんか特有のオチにちょっとぞっとする感(^^;

人の内面のブラックな部分を見せられて

「うわぁ」ってなる(^^;

 

『ボッコちゃん』ももちろんそんな感じ。

とても美しい、けれどクララと違って

内容のある会話まではできないロボット。

でもバーに置かれたボッコちゃんは

それが逆にクールに見えて

ロボットとは知らないお客に大人気。

ついにボッコちゃんに恋い焦がれた男性に

殺されそうになる。

でも、ロボットだから死にません。

代わりに犠牲になったのは誰だったでしょう。

。。。怖(^^;

 

子供のころに好んでこれを読んでいた自分。

だいぶはすに構えた

扱いにくい子供だったかもしれません(^^;