そゆる日記

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不倫遺伝子

2021年05月05日 | 精神世界

内田也哉子さんと中野信子さんの対談集

『なんで家族を続けるの?』を読みました。

 

「なぜこんな行動をしてしまうのかしら」

「なんでこんな人がいるのかしら」

という也哉子さんの疑問に対する

中野さんの脳科学的な解説が面白かった。

 

 

自分の思考や情動を

俯瞰の目で眺めることができる

脳の部分が完成されるのは

30歳ごろなので、それまでは

カーっとなる自分を抑えることが

できにくい。

若い頃は血の気が多いと言われるのは

脳の発達段階的に理由のあることだったんだ。

なので脳が子育てに向いた条件になるのは

40代以降

20代で二人の子の母親になった自分は

イライラカリカリして

子供を叱ってばかりいて

おのが未熟さに自己嫌悪を感じていたけど

未熟なのは脳で、それは発達段階としては

自然な事だったのね。

 

最近なにかと物議をかもす

同調圧力についても

大きな集団のほうが生き残りやすいという

生き残りをかけて獲得した心理であるとか

平和を求めている一方で

波風を立ててしまう人は

ドーパミンの快楽がそうさせる、とか

単純に性格の問題と言うだけでなく

体の仕組みだったり

生き残りののために利点があるとして

獲得してきたものだという理解が面白い。

 

 

中に特に興味深い記述がありました。

「不倫遺伝子」

ホルモン受容体の中の塩基一文字違うだけで

広く浅くたくさんの人を大切にするか

たった一人のひとを大切にするか

タイプが分かれる。

 

不倫って言っちゃうと聞こえが悪いが

タレントさんの多くは

「広く浅く」タイプなんじゃないかと

思いました。

自分なんかは大勢に愛を振りまくとか

とても面倒くさくてできないって

思っちゃいますから。

 

以前に書いた『なぜ女は

男のように自信がもてないのか』

の中にもありましたが、生まれながらに

「自信」を持っている人がいるように

遺伝子的に

「貞淑」であることが自然な人がいて

「愛人体質」の人がいる。

 

性格というのは心の仕組みのようでいて

思っている以上に肉体的な

体質の側面があるんだなあ。

もちろん努力によって

克服したりできる部分はあるのだけど

体質が変えられないように

受け入れるしかない部分もある。

そういう理解は他人にはもちろん

自分にも優しくなれるような気がしました。



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