こころの伝染病は、主として家系内で感染し広がってゆきます。感染したからと言って必ず発症するとは限らないのは身体の病気と同じです。
家族でなくても同じ生活習慣を共にし同じ釜の飯を食べると感染する確率が高くなります。
こころの伝染病は、親からの言葉や行動で感染します。親の口癖により暗黙のルールを認識し、そのルールを守ろうとします。
ルール自体の正当性は余り関係ありません。家族や組織の中でどれだけ強く認識されているかで感染してしまいます。
組織の中の暗黙のルールが常識という名のもとに意識下からはずれ正当性の検討の必要性を感じなくされます。
常識という言葉は無意識のこだわりを表し、組織の構成員としての資格の意味を持っています。
それは常識だと言う構成員が多い組織ではみんなその事を「なぜ」と考える機会から遠ざける役割を果たします。
それは常識だと言われて「そうなんだ」と思えたら感染した証拠です。
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