官僚システムの限界

映画「容疑者　室井慎次」、管内で発生した殺人事件の捜査過程で事情聴取を受けていた新宿北署員の巡査が逃走したうえ車にはねられ死亡してしまう。

捜査本部長として指揮を執っていた室井慎次警視正は、特別公務員暴行陵虐罪の共謀共同正犯の容疑で逮捕されてしまった。

殺された男と殺した警察官にはつながりがあり、共通の女友達が教唆したものだった訳ですが、その犯人を守る為に圧力がかかり結果的に室井慎次警視正は、逮捕されることになり、室井慎次警視正は辞職を迫られ真実を知るためだけに取調べを行なう。

警察官僚を改革する為に頑張っていた室井慎次警視正は警察の中にいては真実は分からないと辞表を出すことなってしまった。

官僚体制を変えようと思っても結局変えられない現実にぶち当たることになる。
守屋前防衛次官のゴルフ接待、厚生労働省の薬害、社会保険庁の年金問題など官僚機構の中でシステム化された弊害としか言いようがありません。

官僚は、自分の出世の事しか考えていないようです。先の大戦も軍事官僚の暴走が原因でした。

官僚は過去の事例の中での最適解を導き出すのは得意ですが、新たな状況への対応にはお手上げの様です。

左脳思考優位の官僚の思考システムが限界に来ているようです。

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