ストレスと子育て（３） ストレスの始まり

子供に与えたストレスは例え小さい頃であっても記憶しています。一般的に子供がストレスを強く感じ始めるのは２～３歳です。

この歳は、次の子供が生まれたり、保育園に行く時期に合致します。自分一人で育てられた時期から競争や比較が始まります。

どちらにしても環境が変わる訳です。環境が変わるということは生死にかかわる大事件なのです。

今まで自分ひとりで親の愛情を独り占めしていたのに兄弟が増える事により愛情の低減を感じてしまいます。

行きたくもない保育園に無理矢理連れて行かれ散々泣いても置いて行かれる訳です。
子供にとってのは、新しい兄弟や新しい友達を得るメリットと共に少しずつ自由を奪われることになります。

ストレス治療に来られるクライアントの人間関係のストレスの始まりは３～４歳の保育園時代に起きています。

ストレスは発生時点で処理しない限り通常では消えることはありません。しっかりと覚えています。

思い出すと辛いので記憶の片隅に追いやっているだけです。

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