身体の痛みは心の悲鳴

ストレスがどのように心と身体に影響を与えているのか、臨床経験の中で得られた解決のヒントを公開します。

左脳的思考の不幸

2007-07-10 00:11:28 | ストレスの原因
論理的に考える事は人間の進歩発展に大きく貢献してきました。左脳的思考(論理的思考)は、人間の得意とした分野の思考方法です。

しかし、左脳的思考には弱点があります。それは過去の体験や知識しか利用できないと言うことです。過去経験に基づいた思考方法なのです。過去の経験の中での最適を選択する考え方をします。

過去のデータに基づいて判断行動する方がうまくいくことが多いからです。左脳的思考は多くの場合有用です。だから多くの人は理論的に考え行動すること推奨し、それを受け入れます。

過去のデータが役に立つ内は有効なのですがデータや情報がない事への対応方法には左脳的思考は無力なのです。

左脳的思考は人類が生き残ってゆく上で重要な武器となっていますので、この左脳的思考を捨てることは多くの場合困難です。

いままでの経験の中で最もその問題に近い事例を探し出し、最もリスクの低い方法を実行するものです。

一方、右脳的思考には根拠がありません。荒唐無稽としか見えない解決方法でも探し出してくれます。

右脳的思考から出てきた解決策を行動を起こそうとした時に必ず恐怖感が襲ってきます。根拠の無い方法を選択しても本当にそれで良いのか?

右脳的思考が実行に移される為には、左脳的思考が導き出した過去の成功方法をやり尽くした後にしか実行されることはありません。

身体の痛みを治す為にありとあらゆる治療法を試してどうしても治らないので仕方なく心の問題に目を向けるようになります。しかし、気付くまでには長期の期間が費やされ治療期間をいたずらに長くさせてしまいます。

左脳的思考で「身体=こころ」が理解できれば治療期間は著しく短縮されます。

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