ストレス治療の一環として感情開放を行っていたときの事です。感情開放さえ出来ればストレスは開放されると思っていましたがクライアントから意外な反応が帰ってくる場合も出てきました。
感情開放の基本は、現在から過去に掛けての感情的なこだわりを開放し、悩んだり怒っていた事がまったく気にならなくなってしまう治療です。
しかし、この感情開放は、あくまで過去の問題開放にしか他ならないのです。謝ってくれないと仲直りが出来ないのと一緒で昔の事を一旦清算しなければ次には進めないからです。
感情開放されれば多くのクライアントは前進することが出来るのですが心のプログラムがあるクライアントは過去の感情開放しても決して前進しません。
マイナス感情は、ゼロになっても決してプラスにはならないのです。そのプラスにならない思考が新たなマイナス感情を生みストレスに終わりがありません。
クライアントの言葉を借りれば、頭で分かっているのに抵抗感あるという感じです。気分的にスッキリしない状態になります。感情がある場合は必ず許せないといったような感情が伴います。
感情的なイメージが無いのにイヤな気分になると言うのです。そして色々試して判ったことは、本人の中にプログラムが形成されていることを発見したのです。
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マイナス感情は、ゼロになっても決してプラスにはならないのです。そのプラスにならない思考が新たなマイナス感情を生みストレスに終わりがありません。
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