身体の痛みは心の悲鳴

ストレスがどのように心と身体に影響を与えているのか、臨床経験の中で得られた解決のヒントを公開します。

治してよい症状と悪い症状

2007-11-20 01:27:34 | 身体の痛みの意味
普通、病院や治療院に来るクライアントは痛みや不快感がありそれを何とかして欲しいとやってきます。

その痛みや不快感を取る方法が薬であったり手術であったり、他の治療であったりする訳です。

症状には、大きく分けると急性期の症状と慢性期の症状があります。急性期の症状は痛みも強く多くの人はその痛みを何とかして欲しいとやってきます。

しかし、命に関わる急性の○○○病(急性心筋梗塞)のような場合は別として筋骨格系の痛みの場合は休養が一番です。

休めば治る範疇の症状がほとんどです。整形外科でシップもらって「痛かったらまた来てください」の対応で済む症状です。

ところがこの急性期の症状が出ても休もうとしないクライアントがいます。サッカーで言えばイエローカードが出ているのに行動を改めない選手はいずれレッドカードが出され出場停止になります。これが入院状態です。

急性期に休めない忙しいクライアントの為にテーピングしたり痛み止めを飲んだりする人は意外に多いものです。

このようなクライアントの場合、本人の為に痛みは取らない方が良い場合があります。必要もない時に火事場のクソ力的な身体の使い方は破滅を呼び込むだけです。

痛みを直ぐに治す治療家は優秀な治療家ですし目指すところです。しかし優秀な治療家の盲点は、治すことが全ての患者に良いとは限らない事になかなか気がつかないものです。
治して良いのは急性期にしっかり休養をとり精神的にも安定している状態での治療でありそれがベターです。

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