ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

スピーカーの「す」

2008年11月14日 | オカメインコ
もう5歳を越えて、オカメインコ的には「長い老後」の域にかかっているはずのチョコ。
けれどもいまだ若さは衰えず、暗い場所を求めてはもぐりこみ、巣を作ろうとする。
春まで住んでいた家では、本棚が奥まった部屋にあったおかげでオカメーズもそこへ行くことがなかったのだが、新しい家ではリビングと続きの間になっているパソコン部屋にあるため、ふと気が付くと背表紙を食むパリパリという小気味よい(悪い)音が聞こえてくるのだった。
齧るのは鳥たちの本能、とわかってはいても、大事な本たちが次々と犠牲になっていく姿も忍びない。
ことに最近では、穂和が作った遊び場「オカメタワー」の木よりも紙を齧る傾向にあったので、これはまた巣作りモードに入ったね、と話していた。

そこで、穂和が作ったのがこちら。



ロゴを見てお分かりの方も多いかも知れないが、これは元スピーカー。
引越しの際に現役を引退し、しまわれていたもの。
中身を全部外し、大きな穴はダンボールで塞いで小さな穴を出入り口とし、それをチョコがお気に入りにしていた本棚のスペースへと収めた。
反応は上々。
設置3日目の昨夜はついに、どれだけ呼んでも出てこようとしないので、放置して寝てしまった。
以前の家と違って、夜間でも12℃を下回らないようにストーブをつけているから凍える心配はない。
ケージは開けたままにしてあるし、早朝まで水槽のライトが点いているから真っ暗にはならない。
そう思ってそのままにしたら、ついに朝までずっとそこで過ごしたらしい。

気に入ってくれたのは嬉しいけれど、チョコの年齢と体力を考えるとやっぱりむやみに無精卵を産ませたくない。
複雑な気持ちになりながら、とりあえずまずは見守っている。

photo by 穂和