ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

思い出の味

2009年06月06日 | 北海道だべさ!
今からちょうど9年前。
(……と年月を数えてみて、その長さに自分が驚いた)
まだ北海道に引っ越して来たばかりだった私は、遊びに来た東京在住の友人たちと富良野に行った。
観光ガイドを片手にレンタカーで巡ったのは、ドラマ「北の国から」の舞台となった場所。
そのうちのひとつでちょうど小腹がすいた私たちは、じゃがバターという看板に惹かれて売店に向かった。
北海道のじゃがいもを使ったじゃがバターならさぞ美味しかろ。
そう言い合いながら中に入ると、「ゆでアスパラ」の文字が。
せっかくだからアスパラも食べてみようか、と、こちらはついでのつもりで注文をした。
が、このアスパラをひと口食べた私たちは思わず顔を見合わせた。

……アスパラってこんなに美味しいものだっけ?

さっと茹でた鮮やかな緑色のアスパラに軽く塩を振っただけの味付け。
なのにそれはとてもジューシーで、ほんのり甘い。
青臭さも、筋っぽさも全くない。

今まで食べていたアスパラって何だったんだろね。
そんなことを言いながら、思いがけない感動を味わった。

以来、私は富良野産アスパラの大ファンとなった。



そして今日。
上富良野に住む、穂和の幼なじみのSさんから、ちょうどシーズンに入ったばかりの立派なアスパラがたくさん送られてきた。
さっそく夕飯の一品に加える。
食べ方はもちろん、軽く茹でて塩を振るだけ。
あの思い出の味が蘇える。
そういえばうちの母も、何年か前にお義父さんが送ったアスパラに感激してたっけ。
今度もし内地の誰かに贈り物をする機会があれば、このアスパラを送ってみようかな。

Sさんのお店「ヤマイチ」さんでは通信販売もやってます。
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