社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
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SM-2不良と米国にクレームの韓国

2015-01-31 00:01:24 | 外交と防衛

 韓国政府が購入した米国製艦対空ミサイルSM-2を「不良ミサイル」として、米国に対し“前例のない強硬な対応”で補償を求めている。
 5日の韓国日報などによると、韓国海軍は2010年5月に導入したSM-2の発射訓練で「製品の欠陥に起因する誤作動」を確認したという。韓国は、イージス艦に搭載して敵の航空機などを撃墜する目的でSM-2を84発購入している。1発当たりの価格は177万ドル(約19億ウォン=約2億1300万円)で、契約額は総額1億5700万ドルにのぼるという。だが、2010年と2012年の発射訓練で失敗しており、韓国政府はそのうち2010年の失敗について補償を求めている。
 SM-2は、窓口が米国政府となる対外有償軍事援助(FMS)を使って輸出されているが、契約には発射失敗を補償する条項はなく、米国政府は補償を拒否している。

以下略、全文はソースへ
(編集 MJ)
フォーカスアジア 2015年01月06日
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/405751/

 SM-2の発射

このSM-2艦対空ミサイルはイージス艦の標準装備である。世界中で採用されている、勿論わが国の海自でも。

 しかし、この様な欠陥の報告は他のイージス艦採用国から出ていない、韓国だけである。しかも採用から30年近く経過するベストセラーであるのに。

 なぜ韓国だけこのような欠陥騒ぎが起きるのか?他の採用国でも起きても良いのではないか?日本など採用から30年近く経過しているが報告はない。

 基本、発射失敗を補償する契約条項はないのであるからハイ終了。韓国は契約や条約が理解できない事を改めて世界中に公言している。

 昨年のリムパック(合同演習:日本も参加)で、韓国のSM-2は後ろに飛んでいって大恥かいたやつである。

 韓国では整備不良と言うより整備できないことが日米豪その他の米国の同盟国+オブザーバー参加の宗主国中国様にもバレた事件があった事など記憶からもう欠如している。

 米国もまともにこんな連中と付き合うことなどなくなるぞ、それよりこの様なインネンを吹っかけて米国の100倍返しの方が恐ろしくないのか?

 似た話がF-16Kであった、世界30カ国近い空軍で採用されているF-16戦闘機、韓国のライセンス生産機だけ墜落事故が頻発して飛行禁止になった。この時も米国に文句を言ったようであるが、韓国機以外の事故はなかった。確か2004年当時の話題だ。

 F-16

 それより問題なのが、SM-2の保有数である。84発しかないのか?韓国はイージス艦を何隻保有しているのか?4隻?だったと記憶している。84発÷4隻=21発と言うことになる。このような情報は通常機密指定である。つまり韓国のイージス艦には22機(発)の航空攻撃か対艦ミサイル攻撃で充分対応できるということである。

 あっ、共食い整備のため1隻しか稼動できないで現状2隻はもう2年以上ドックに入ったままだった。それに最新の1隻か。

 その他に考えられる今回のSM-2の不良事故の原因、勝手にブラックボックスを開け再度組み立てることが出来なかったのではないか?ブラックボックスを開けるのは韓国では当然であり、ドイツの潜水艦もブラックボックスを開けて再度組み立てられないので未だにドックにある。誤魔化してもブラックボックスを開けると特殊な電波が出てバレるのであるが。

 以前、ブラックボックスを再度組み立てられず、日本に泣きついてきて日本に「不正には手を貸せない」と断られている、有名な話だが日本のマスコミは絶対に報じない。

 とてもじゃないが米国が韓国にF-35戦闘機売ってくれるかな?40機購入は韓国サイドの発表であり、米国は韓国に「売る」とはまだ言っていない。議会通過するのかな?

コメント (1)
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メイド・イン・チャイナの実態

2015-01-31 00:00:47 | 社会常識と教育

  201515日、韓国紙・朝鮮日報のウェブサイトは、90年代に中国が経済成長を優先させたことで生まれた手抜き工事を意味する“おから建築”で事故が多発していると報じた。6日付で参考消息網が伝えた。
 黒竜江省ハルビン市で2日に起きたビル火災では、建物が崩壊し、消防隊員5人が犠牲となり、14人が負傷した。ビルは80年代末に建てられたものだったが、消火設備はなく、瞬く間に火が燃え広がり、火災に耐えられなくなったことで崩壊したと見られている。
 8090年代に建てられた建物の多くがすでに老朽化し、“砂の城”と化している。2008年の四川大地震や2014年に雲南省で起きた魯甸地震でも、この時期に建設された建物が多数倒壊している。経済ばかりが優先され、成長過程での無秩序や拝金主義を背景とした寿命の短い建築品質を反省する動きが中国国内で強まっている。
 中国国営の新華社は、「8090年代に建てられた建物に倒壊事故が頻発している。中国では新築建物の寿命は30年未満で、英国の4分の1でしかない」と報じている。

 

 これが中国の品質である。日本の製造業の品質が根付くことはなかったのか?コピーし易い製品(携帯電話等)の売上は伸びていて韓国のサムソンの市場を食い散らかしているが、基礎技術を必要とする物の製造は困難なようだ。

 しかしアフリカなど中国の技術で建設されたプラント等も多い。後10年程度で廃墟となる運命か?

 日本の様に品質向上を図る「改善」と言う概念が現在の中国人には無い。文化大革命で知識人を殆ど殺してしまったためだ。一旦途切れた技術や思想の復活には恐ろしく時間が必要となる。

 しかし中国人の多くはこの改善の必要性に気付いている。が、共産党政権化では実行が困難なようだ。

サウジアラビアのTV局が「改善」を意味する番組で日本を取り上げて小学校に掃除の時間を普及させたことは有名な話だ。子供たちが「物を大切に扱うようになった」と評判は良いそうだ。更にサウジノアラビアの王族がバック・アップしているそうだ。アラブ諸国はこの「改善」をキーワードに国も改善するかの勢いである。

 今にアラブ諸国に技術面でも追いつかれるぞ!

 この事件を見た(日本では報じない)世界の人々の反応で共通していたのは「さすがメイド・イン・チャイナ」と言うものであった。

 中国の空母「遼寧」も基礎技術がないため実用性が無い空母である。ハッタリ好きの中国人らしい空母である。前にこのblogでも書いたように空母用の鋼板が作れないそうだ。これは元新日鉄(JFE)で中国に技術指導に行かれた方から聞いた話だ。

遼寧

 基礎技術が無くそこそこ実用化できる工業製品は携帯電話やパソコンのようにコピーすれば良いような製品に限られる。

建築や製鉄など産業の基礎となる分野には基礎技術の浸透と絶え間ぬ技術開発(改善)が必要であり、中国や特に韓国の苦手な分野である。

 朝鮮日報のニュースであるが、韓国も中国の事を笑えないハズだ。ロッテのビルの床が抜けそうではないか。

 これが1980年代以降、日本共産党が目指した政治体制の結果である。耳に優しい言葉の結末がこのザマである。

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