イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

まだあった!撮り残したカエルの写真。市民に真に愛されるアートイベント,夏休みが終わってもおばさまたちに大人気

2019年09月12日 09時00分00秒 | ストックポートとその周辺

先月、8月10日のストックポート日報 の記事にいいかげんなことを書きました! 


「これですべてのカエル・アート作品の写真を掲載し終わりました」と書きましたが、実は、まだありました!

表面にペイントを施した巨大なカエルのフィギュアをストックポートのタウンセンター中に分散して設置した「ストックポートの町おこし、ストリート・アートイベント」、STOCKPORT'S GIANT LEAP が まだ終わっていなかったことに驚かれた方もいるでしょう。


「いいかげんなことを書いた記事」のリンクです☟
これで最後!全部の写真を掲載して筆者は(自己)満足、ストックポートのアート・イベント、市民に愛され成功らしい!

記事中にこのカエル・アートのイベントについて書いたさらに以前の記事のリンクが貼ってあります。


上の写真のカエルです。
作品番号5;Prince Regent

背景は、ストックポートでおそらく一番知られたランドマーク、ストックポート・ヴァイアダクト Stockport Viaduct です。

ストックポート・ヴァイアダクトは19世紀の初めに当時の土木建築技術の粋を結集して建設された鉄道橋です。
公称「世界で2番目に大きなレンガの建築物」。

世界一、二の基準があいまいかもしれません。

ストックポート・ヴァイアダクトは使用したレンガの数で傑出しているらしいのです。
ビルなどと違って中までぎっしり詰まっていますから。

カエルに話を戻します!

おとぎ話の「カエルの王子さま 」ですね。

プリンス・リージェント、和訳は「摂政皇太子」。
イギリスでは18世紀末から19世紀の初めまで精神病の父王に代わって摂政政治をとったジョージ4世のことを指します。
アートや文芸が栄えたイギリスのその時期の様式をさす「リージェンシー・スタイル」とともにプリンス・リージェントという言葉はよく耳にします。

が、そんな文化的なことはあまり関係なさそうです!

このカエルアートのスポンサーが、一番上の写真の背景にちょっと写っているオフィスビル、Regent House なのでつけられた最初に名前ありき、のタイトルなようです。

夏休みが終わって町が少し静けさを取り戻した今、「カエル・ハンティング」をしている2人連れの年配の女性をたくさん見かけるようになりました。



なかよしの女性がカエルめぐりを口実に街で落ち合って連れ立って歩きまわっているのはとても楽しそうです。
二人で代りばんこにお互いの写真を撮りあったり、あるいは二人いっしょにセルフィーを撮っている大人の女性たち、ほほえましいです。

(以前にも写真を撮った)マーケット・プレイスのThis Little Froggy Went to Market>....


....を見つけてとてもうれしそうなおばさんたち。

誰もかれも作品の土台にひとつづつ書き込まれているアルファベットを一つ一つ書き取って、すべて組み合わせると一つのフレーズになるという文字パズル(アナグラム)に挑戦しているようなのです。

夏休み中には子供たちが夢中になってすべてのアルファベット集めてやる、と意気込んでいました。

...実はシニカルなうちの夫が、カエルを一つも見ることなしに、リーフレットを眺めていてそのフレーズをぴったり言い当てました。

いえ、もちろんまだ解答は発表されていないのですが、すでにマス目を埋めている文字(ヒント)を使って、考え付いたマス目の数にぴったりおさまるそのフレーズは脱力するほどありきたりで...間違いなく正解なはずです!!

私は、黄金のミニチュアカエルフィギュアが当たる懸賞にその回答を書いて応募しました!

一体何人が商品をもらえるのか書かれていなかったのが興味をそそります。

ものすごい数の応募がありそうです。

このイベントは9月28日まで続きます。

コメント
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