イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

うちの年寄りネコのホレイシオ、歯科治療のため獣医の診療所で一日過ごし、帰宅

2019年09月06日 09時00分00秒 | うちのネコ、よそのネコ
昨日、午前9時にうちのネコ、ホレイシオ(16歳)を獣医さんの診療室に連れて行きました。


獣医さんを訪れる回数は、少ない方だと思います。


ケージに入れられ、車に乗せられるのはネコにとってストレスです。

ラッシュアワーの中、約10分のドライブ、ヤーヤー悲し気な声を上げていました。

エサを食べなくなったので一週間前に見てもらったところ、歯茎が弱って(年ですから)なおかつ歯石がたまって噛めなくなっているということでした。
ひょっとしたら歯痛もあったのかもしれません。
歯茎が化膿もしていました。

抗生物質の注射で化膿した歯茎はすぐに治り、食べられるようになりました。

今回は抗生物質が効いたことを確認した後、全身麻酔をかけられ、数本抜歯!

診察室で夫に抱かれ不安そうにしているホレイシオです。


ちょっと写っているのは、費用や治療過程について説明をしてくれた獣医看護科のインターン学生です。

治療が終わり またラッシュアワーの中、10分ドライブ、5時過ぎに麻酔から覚めて ねむそうなホレイシオを迎えに行きました。

私のリクエストで 赤い歯肉のついた抜いた歯 5本も もらって帰りました。
夫も息子も「見たくないっ、カバンから出すなっ」とたいへんな拒絶反応です。

ネコの歯って黄色くてざらざら曇っていて あまりきれいなものじゃなかったんですね。
人間のように歯磨きをしないからかもしれません。

さて、歯、どうしよう?

夜の10時過ぎ、夫の膝にのってテレビ番組(コメディードラマ)を楽しむホレイシオ。


診療所で見本にもらってきたやわらかいキャットフード一食分をぺろりと平らげました。

何をされたか本人は気がついていないはずなのですが、さすがに歯が少なくなっている!噛めない!ことに気がついて うろたえた かもしれません。

年を取れば いろいろ不調が出るのは仕方がありませんね。
人間も同じです。
治療費がバカ高くついてしまったのは覚悟の上とは言え、ショックです。

イギリスでは 人間の医療費はすべて無料なのですが 年を取ったペットを長いこと生かせておくのは余裕がないとできないことだと 今さらながら納得です。

イギリスでは「どこで区切りをつけるか(安楽死させるか)」がペットを飼っている人たちの間でよく話題になります。

病気になって完治が無理、とわかった時点、あるいは老衰で普通の生活に困難が生じてきた時点でペット自身に余分な苦痛を与える(あるいは不自由な生活を強要する)にしのばず 安楽死を選ぶ飼い主も とても多いのです。
費用のことも考慮にあると思います。

日本では最後まで治療に専念させるのが普通だと聞いています。
私と夫はその時になったら悩むと思います。

ホレイシオ、もうちょっと長生きしてほしい。

コメント (4)
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