リスボンで食べたものの話題...続きです。

あまり前回と変わり映えがしない、また魚か!?と上の写真を見て思われた方もいるでしょう。
上の写真です。
夫はサーモン、私はコッド(和訳はセイヨウタラだそうです)を注文しました。
コッドは前日夫が食べたのと同様、たっぷりのニンニクで香りづけされたオリーブ油にひたされて出てきました。
2日目、例のホテルの英語が堪能な男性に「前日とは違ういいレストランが近所にないか」ときいて教えてもらったのがこの、中途半端にレトロで庶民的な「海のマーメイド(店名、直訳)」。

やはり、入り口の横にガラス張りのディスプレイ用冷蔵庫があり、道行く人達に新鮮な魚を見せびらかして客寄せをしていました。
バーがあって、お酒やエスプレッソ・マシーンで淹れたコーヒーも出しています。

店のマスコット(?)らしい人魚の下半身がドカンとプリントされた装飾がほほえましいというか素朴だというか....絵ではなくシークエン(ラメ)をちりばめたコスプレ人魚の写真だというところもウケました。
地元の常連客がバーマンと会話を楽しんでいました。
やっぱり!!ここでもフラットスクリーンの大型テレビが音を消してサッカーの試合中継を流し続けています。

テレビはほぼ向き合って2台ありました。
どっち向きに座ってもサッカー中継が楽しめるように。
わざわざ私たちは壁の水槽の横の席に座りました。

ホテルの人が店内の「水族館」は見ものだ、ぜひ見てらっしゃいといっていました。
たしかに...食材である生きたカニやロブスター(そのうち一匹はハサミを輪ゴムでとじられていました)が活発に水底を歩き回る水槽があるレストランなんて、イギリスではちょっと考えられません。
日本では珍しくも何ともありませんが。
さて、本題です。
コッドは(ポルトガル語でバカルー bacalhau )サーディーン(ポルトガル語でサルディーナ sardinha)とならぶ、海洋国家ポルトガルを代表する魚だということはポルトガルに旅行するほとんどの人が知っています。
バカルーもサルディーナもイギリスではわりとよく知られたポルトガル語です。
ポルトガルに旅行したらバカルーか、サルディーナを食すべし!
サルディーナはポルトガルのマスコット/シンボル的存在らしく、ポルトでもリスボンでも、ありとあらゆる種類のお土産物のモチーフとして大人気でした。
大きな目のすらりと細い体形のサルディーナ、キュートです。絵になります。
3年前に行ったポルトでは干したバカルーが乾物屋や高級デリカテッセンで数多く売られているのを見かけました。
語弊のように糸で連ねて壁から壁へ渡した干しバカルーの専門店、壮観でした!
(むき出しでなんだかキタナイ感じもしましたが)
イギリスに帰国して、ふと思いつきました。
イギリスでもおなじみのサーモン、うちでもよく買って食べるのですが、イギリスで売られているサーモンはほぼすべてスコットランド産です。
日本でも鮭といえば北海道...
暑い国ポルトガルでサーモンがとれるのか?!
気になったら調べます!
ポルトガルで常食されているらしいサーモンはノルウェーで養殖されたものの輸入だそうです。
環境に対する影響が懸念される、国際的にもヒンシュクを買っている産業なんだそうで....ぎくッ!
ポルトガルの食生活のシンボル、コッドは、といえばやはりバルト海、北大西洋で採られ、数が減っている魚らしいのです。
ついでです!

フェリーで15分、テジョ河を渡った対岸のアルマダ Almada という町の Cacilhas (読み方がよくわかりません!)という船着き場のある集落のレストランで私が食べた、サーディーナの炭火焼き(バーベキュー)です。

テーブル全体が赤っぽく写っているのは大きな赤いパラソルを透かしてギラギラと灼熱の太陽が照りつけていたからです。

ちなみにこれは「半ポーション」!
私たちはあまりお腹が空いていなかったので少なめの昼食をとりました。
夫が注文したのははツナ缶のサラダです。
となりのポルトガル人のおばちゃんたちがにぎやかに食べていた「フルポーション」は、この倍以上の量でした。
お値段はあまり変わらないので、おなかが空いていなかったら、フルポーションを2人で分けるのがお得かもしれませんね。
残念ながら、夫は脂っぽい魚が好きではないのです。
「ポルトガルでサルディーナ!」
簡単に身がホロホロ骨からはずれ、しっとり脂がのってとろけるような口当たりで、ものすごくおいしかったです。
スプーンがついてきたのでスプーンで食べました。
しかし!
サーモンの出どころを調べるために読んだサイトによれば、ポルトガル名物サルディーナですら!(たしかにポルトガル近海産ではありますが)数が減っているので国際的に漁獲量を少しずつ制限していくべき魚だということなのです!
私たち夫婦は環境のことなど話題にして気にかけているほうだと思うのですが.....
楽しみにしていたポルトガルでの魚料理....本当に食べてもよかったのか!?
この件、長くなるので次回に続きます。
ずいぶん躊躇して買った、サルディーナの柄のボゥル2個。

大きさの比較のため置いたテーブル・スプーンは口にパクっと入るぐらいの大きさです。
底の円の色は黄、赤、水色、リノリューム版画と思われるサルディーナの配置も実にさまざまなバリエーションがある、手作りのリスボン産陶器です。
川沿いの比較的おしゃれな工芸品のお土産物屋数店で、売られていたのですが、値段が少しずつ違うのが不思議でした。
夫が、すべての値段を比較して一番安い店で買うべしと驚くほど頑強に主張しました。
観光客とみてぼったくられるのを異常なほどイヤがるたちなのです。
私もいやですが....
息子にはサルディーナ柄の靴下を買いました。

あまり前回と変わり映えがしない、また魚か!?と上の写真を見て思われた方もいるでしょう。
上の写真です。
夫はサーモン、私はコッド(和訳はセイヨウタラだそうです)を注文しました。
コッドは前日夫が食べたのと同様、たっぷりのニンニクで香りづけされたオリーブ油にひたされて出てきました。
2日目、例のホテルの英語が堪能な男性に「前日とは違ういいレストランが近所にないか」ときいて教えてもらったのがこの、中途半端にレトロで庶民的な「海のマーメイド(店名、直訳)」。

やはり、入り口の横にガラス張りのディスプレイ用冷蔵庫があり、道行く人達に新鮮な魚を見せびらかして客寄せをしていました。
バーがあって、お酒やエスプレッソ・マシーンで淹れたコーヒーも出しています。

店のマスコット(?)らしい人魚の下半身がドカンとプリントされた装飾がほほえましいというか素朴だというか....絵ではなくシークエン(ラメ)をちりばめたコスプレ人魚の写真だというところもウケました。
地元の常連客がバーマンと会話を楽しんでいました。
やっぱり!!ここでもフラットスクリーンの大型テレビが音を消してサッカーの試合中継を流し続けています。

テレビはほぼ向き合って2台ありました。
どっち向きに座ってもサッカー中継が楽しめるように。
わざわざ私たちは壁の水槽の横の席に座りました。

ホテルの人が店内の「水族館」は見ものだ、ぜひ見てらっしゃいといっていました。
たしかに...食材である生きたカニやロブスター(そのうち一匹はハサミを輪ゴムでとじられていました)が活発に水底を歩き回る水槽があるレストランなんて、イギリスではちょっと考えられません。
日本では珍しくも何ともありませんが。
さて、本題です。
コッドは(ポルトガル語でバカルー bacalhau )サーディーン(ポルトガル語でサルディーナ sardinha)とならぶ、海洋国家ポルトガルを代表する魚だということはポルトガルに旅行するほとんどの人が知っています。
バカルーもサルディーナもイギリスではわりとよく知られたポルトガル語です。
ポルトガルに旅行したらバカルーか、サルディーナを食すべし!
サルディーナはポルトガルのマスコット/シンボル的存在らしく、ポルトでもリスボンでも、ありとあらゆる種類のお土産物のモチーフとして大人気でした。
大きな目のすらりと細い体形のサルディーナ、キュートです。絵になります。
3年前に行ったポルトでは干したバカルーが乾物屋や高級デリカテッセンで数多く売られているのを見かけました。
語弊のように糸で連ねて壁から壁へ渡した干しバカルーの専門店、壮観でした!
(むき出しでなんだかキタナイ感じもしましたが)
イギリスに帰国して、ふと思いつきました。
イギリスでもおなじみのサーモン、うちでもよく買って食べるのですが、イギリスで売られているサーモンはほぼすべてスコットランド産です。
日本でも鮭といえば北海道...
暑い国ポルトガルでサーモンがとれるのか?!
気になったら調べます!
ポルトガルで常食されているらしいサーモンはノルウェーで養殖されたものの輸入だそうです。
環境に対する影響が懸念される、国際的にもヒンシュクを買っている産業なんだそうで....ぎくッ!
ポルトガルの食生活のシンボル、コッドは、といえばやはりバルト海、北大西洋で採られ、数が減っている魚らしいのです。
ついでです!

フェリーで15分、テジョ河を渡った対岸のアルマダ Almada という町の Cacilhas (読み方がよくわかりません!)という船着き場のある集落のレストランで私が食べた、サーディーナの炭火焼き(バーベキュー)です。

テーブル全体が赤っぽく写っているのは大きな赤いパラソルを透かしてギラギラと灼熱の太陽が照りつけていたからです。

ちなみにこれは「半ポーション」!
私たちはあまりお腹が空いていなかったので少なめの昼食をとりました。
夫が注文したのははツナ缶のサラダです。
となりのポルトガル人のおばちゃんたちがにぎやかに食べていた「フルポーション」は、この倍以上の量でした。
お値段はあまり変わらないので、おなかが空いていなかったら、フルポーションを2人で分けるのがお得かもしれませんね。
残念ながら、夫は脂っぽい魚が好きではないのです。
「ポルトガルでサルディーナ!」
簡単に身がホロホロ骨からはずれ、しっとり脂がのってとろけるような口当たりで、ものすごくおいしかったです。
スプーンがついてきたのでスプーンで食べました。
しかし!
サーモンの出どころを調べるために読んだサイトによれば、ポルトガル名物サルディーナですら!(たしかにポルトガル近海産ではありますが)数が減っているので国際的に漁獲量を少しずつ制限していくべき魚だということなのです!
私たち夫婦は環境のことなど話題にして気にかけているほうだと思うのですが.....
楽しみにしていたポルトガルでの魚料理....本当に食べてもよかったのか!?
この件、長くなるので次回に続きます。
ずいぶん躊躇して買った、サルディーナの柄のボゥル2個。

大きさの比較のため置いたテーブル・スプーンは口にパクっと入るぐらいの大きさです。
底の円の色は黄、赤、水色、リノリューム版画と思われるサルディーナの配置も実にさまざまなバリエーションがある、手作りのリスボン産陶器です。
川沿いの比較的おしゃれな工芸品のお土産物屋数店で、売られていたのですが、値段が少しずつ違うのが不思議でした。
夫が、すべての値段を比較して一番安い店で買うべしと驚くほど頑強に主張しました。
観光客とみてぼったくられるのを異常なほどイヤがるたちなのです。
私もいやですが....
息子にはサルディーナ柄の靴下を買いました。