一昨日、専門の業者がきて「窓」2面の入れ替えをしました。
庭に面したキッチンと...
(窓ガラスを外したところです☝)
...3階の寝室の窓が取り換え時期にさしかかっていたのです。
2階の踊り場を通って3階に窓ガラスを運ぶところです。
「窓ガラス」というか、3センチぐらいの間隔をあけたガラス板2枚が黒い縁に入った二重ガラスの「窓パネル」です。
窓パネルを外した状態です。
作業員が2人来て、注文した規格サイズの窓パネル を持ってきてくれました。
ポキッと古い窓パネルを外し、ペリペリッと新しい窓パネルをはめ込んで、日本の接着剤「セメダイン」のような強烈なにおいのする固定剤で固定してくれました。
あっという間でした。
取り外した古い窓パネルの2枚のガラスは細かく砕いて再形成して再利用するそうです。
窓パネルを入れ替えた後のキッチン窓はまるでガラスが入っていないかのようにスッキリ見通しが良くなりました。
視界がスッキリしただけで気持ちがパッと明るくなるのは不思議なものです!
左側の開閉する小さいパネルは4,5年前に入れ替えました。
窓パネルの2枚のガラスの間は真空状態なので、ほこりも水分も入らず、外側さえきれいに保てばくもったりギトギトあぶらっぽくなることはないはずです。それでも何十年もたてば密封が緩んできて少ーしずつ水分がたまることがあるのです。
キッチンの大きな窓パネルはここ数年、よく2枚のガラスの間にたまった蒸気でうっすらくもっていたのです。
屋外と屋内の温度差や湿度や明るさの違いによって、ガラスの透明度が違うのがなんだかいまいましいバロメーターの役割を果たしていました。
一昨年の雪の日のキッチンの窓とドアを開けて入れてくれ、と要求するネコのティブです。
英国ではすっかりおなじみのこの白い「窓枠」は「uPVC ウィンドウ unplasticised polyvinyl chloride windows」といいます。
uPVC というのが何の略だか今まで知りませんでした!
単に「プラスチック枠」だと思っていましたが違うようです。「柔軟でないポリ塩化ビニール」?
1971年に建造された当初はすべて白くペンキで塗られた木製の窓枠だったはずです。
20年前に私たちが引っ越してくるずっと前から向かい合う連続住宅2棟、10軒すべてがこの uPVC ウィンドウを採用しています。
窓を外した後のスカっと広く開いたガラスのない空間の写真を撮れと夫が言うので撮りました。
現在、新しく建てられる一般住宅の窓枠はほとんどすべてこの uPVC 製のようです。
古い建物も、由緒のある保存指定建築だったり、持ち主に特にこだわりがあるとかでないかぎり、補修が必要になったら経済的でメインテナンスもしやすく、保温性がとても高い このuPVC 枠と二重ガラスの窓パネルに取り換えるのが普通みたいです。
実用性は捨てがたいのですが、戦前の建築物にプラスチックの窓枠はやっぱりなんだか残念です...
(わが家のようなセンスよりも実用性重視の戦後の建築物なら、もうほとんど気にならないのですが)
現在わが家では退職してヒマな夫と私が少しずつ内装のし直しに取り掛かっています。
夫は器用で、大工仕事やタイル貼りまで実に上手にこなします。
ペンキ塗りは私も得意です。
年末にハンディマン(便利屋)が入っていろいろやってくれていた顛末はストックポート日報の記事にしていますが、その後もいろいろと進化がありました。
追ってご報告します。
追記;岸田首相の訪英は、経済関係者など以外にはあまり大きく話題になっていません。
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