庭の話題、続きます。
フォックスグロヴ foxglove、キツネの手袋。日本名ホタルブクロ。
さかりをすっかり過ぎちゃった写真です。
二年草で、本当に2年ごとにうちの庭いっぱいに勝手に咲きます。
これは、コンポスト容器のある、手入れの悪い裏庭。
同じ種類のフォックスグロヴでも、背丈は30センチから170センチぐらいまでまちまち。。
これは低い方ですね。
さかりには、実がびっしりついたトウモロコシのようにてっぺんから下の葉の部分まで花がいっぱいにつくのですが。
キツネが手袋としてはめるには小さすぎますが、ホタルブクロには納得できます。
ホタルはいませんが、ふわふわのハチ、バンブル・ビー baumble bee が出たり入ったり、忙しく蜜を集めています。
ハチが入るのだから、ホタルも入りますね。
フォックスグロヴはもともと、イギリスの野の花なのです。実際、野原やあまり木の密生していない林の散歩道などでよく見かけます。
ピーク・ディストリクトのどこを歩いていても、石垣の根元などたいていどこかに咲いています。
コテージ・ガーデン(イングリッシュ・ガーデン)には欠かせないイギリスらしい花です。
以前住んでいた家の小さな庭に、タネをまいて育てたのが先祖です。
引っ越す際、二株ほど植木鉢に移して持ってきたのが勝手に細かいタネをまき散らし、うちの今の庭で子孫を増やしています。
品種改良で、今はあらゆる暖色系の色のタネや苗が手に入るそうですが、この写真の種類がイギリスに太古から咲き続ける原生のものだ、というタネのカタログの説明を読んで購入したのですが....
他に植えた覚えもないのに、前庭の細長い花壇にはなぜか、アプリコット(アンズ)色のが時々咲くのです。
私たちが引っ越してきてから、コンクリートをはがして土を入れた花壇です。
どこから来たんだろう。
謎、多し。フォックスグロヴ。
聞いた話によると、何十世代も同じ場所に生え続けると、ある世代から突然どんな色のものも純白に変わるらしいのです。
10日ほど前に撮った、前庭の花壇の写真を見つけました。
今年は同じ色の先祖代々受け継がれるピンク色ばかり、それも残っているのはすべてスン詰まり。
奥に150センチほどのが先発で咲いていたのですがすっかり花が落ちて、写真ではどこにあるかわかりませんね。今年は前庭も裏庭もすべて原生ピンクでした。
日本でも咲いているそうですが、私は日本で見たことがありません。
きれいな水の流れるホタルの生息地にでもひそかに自生しているのでしょうか。
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ところで、なぜ狐の手袋なのでしょう?
狐の前足よりも小さいと思うのですが…。