必須の働き手はなぜ低待遇か。
医療、介護、小売り、運輸と言ったなくてはならない仕事はなぜ低待遇かということに切り込んだ『エッセンシャルワーカー』田中洋子(旬報社)
こうした働き手の低待遇がむかしからのも
のではなく、1990年代以降の平成不況と新自由化政策で生まれた。「現場の担い手を安く都合よく働かせる新しい仕組みの下」で進んだと指摘する。
こうした仕事はそれまで正社員が担ってきた。
それが大規模小売り店法の廃止で、営業時間規制も撤廃され、一握りの正社員と多数の低賃金労働者の交代業務によって、長時間営業の大型店がささえられるようになる。
運輸もケア労働も公共サービスもその劣化の背景に規制緩和を通じた働き手保護の解体がある。
この仕組みを政治の側から推し進めたのが小泉・竹中路線だ。小泉は世襲で進次郎に議席を継がせ、竹中はお笑い政治番組に登場して涼しい顔をしている。だが今その路線は根本的修正を迫られている。いくらでも供給可能とされていた労働力は少子高齢化の中で細りつつある。今こそ竹中や小泉を権力の場から追放し、持続可能な働き方の回復へ向け、パートの均等待遇等に動くときである。私たち国民の仕事だ。労働組合再生も急務である。質の悪い反共連合の幹部も追放されるべき。
医療、介護、小売り、運輸と言ったなくてはならない仕事はなぜ低待遇かということに切り込んだ『エッセンシャルワーカー』田中洋子(旬報社)
こうした働き手の低待遇がむかしからのも
のではなく、1990年代以降の平成不況と新自由化政策で生まれた。「現場の担い手を安く都合よく働かせる新しい仕組みの下」で進んだと指摘する。
こうした仕事はそれまで正社員が担ってきた。
それが大規模小売り店法の廃止で、営業時間規制も撤廃され、一握りの正社員と多数の低賃金労働者の交代業務によって、長時間営業の大型店がささえられるようになる。
運輸もケア労働も公共サービスもその劣化の背景に規制緩和を通じた働き手保護の解体がある。
この仕組みを政治の側から推し進めたのが小泉・竹中路線だ。小泉は世襲で進次郎に議席を継がせ、竹中はお笑い政治番組に登場して涼しい顔をしている。だが今その路線は根本的修正を迫られている。いくらでも供給可能とされていた労働力は少子高齢化の中で細りつつある。今こそ竹中や小泉を権力の場から追放し、持続可能な働き方の回復へ向け、パートの均等待遇等に動くときである。私たち国民の仕事だ。労働組合再生も急務である。質の悪い反共連合の幹部も追放されるべき。