暑くなし寒く無しのさわやかな日々がここ数日続いている。
いわゆる本格的な「梅雨入り」は7月に入ってからだ。近代以前の和歌や俳句にうたわれている季節は全て旧暦。今の新暦より一か月半ぐらい後のこと。有名な「五月雨を集めて早し最上川」の芭蕉の句も五月雨は五月ではなく梅雨の長雨のこと。
「総合的俯瞰的に対処する」と言うのはつまり何もしないということ。菅内閣はこれです。何もしないしして来なかったのですから今すぐ退陣しても何の問題もないどころかこれ以上居座り続けることは実に有害。今日この瞬間に総辞職してもいい。
連日のワイドショーでも「無能な何もしない何もできない内閣」とバカにされているのにしがみつくのは何なんでしょう。菅をはじめとする連中は政界から消えてほしいというか追放すべき。でないと何度も言いますが日本は滅びます。
とにかくバカなくせに人(専門家)の言うことは聞かない。ほんとに始末に負えない連中です。
テレビのゲストが言ってました。歴史上「どうしようもない首相だった」とこれ以上言われないようにしろと。つまり辞任ですね。誰も困りません。与党でも菅よりはましな議員はいるでしょう。安倍・麻生・菅は日本議院内閣制上最低の首相です。それは間違いない。
右翼雑誌のスポンサーは?
新聞にデカデカと載る「WILL」とか「HANADA」とかいう右翼雑誌の広告、普通の人はこんなものわざわざ買わないと思うが広告が大きいので買わずとも内容は知れる。
何と言っても「反中国」。「反韓国」も添えられているが、経済的・政治的に圧倒的に影響力のある中国がメイン。
登場する論者は言わずと知れた櫻井よしこに竹中平蔵や最近は不倫で総すかんを食っている山尾志桜里など。
ジャーナリスト志望の女性を毒牙にかけていたテレビ局の報道局幹部もこれらの雑誌に拾ってもらっている。
お金を出すスポンサーがいなければこれらの雑誌は継続できない。
新聞も本体の紙面ではまともなことを言っていても購読者が減っているこんにち広告に頼らざるをえない。
人々はこれらの広告を見て知らず知らずのうちに反中の刷り込みを受けている。
しかし実際中国の大学で教えたり仕事をしている人達はこれらの刷り込みにより中国を下に見ようとしている一般日本国民に公平な見方をするよう促している。
無知で何も見ようとしないのは日本の方だと。専制主義的な中国というが、反中の急先鋒アメリカが真の民主主義国家かと言うと人種差別に他国への軍事的介入どこが民主主義国家なのか?
今日は一日中雨だった。今5時過ぎにはやんだ。
大正から昭和にかけて建てられた住居に郷愁を感じる人が増えているようだ。結婚やその他記念行事の背景にこうした「古民家」を使う。
私は長野市松代でボランティアガイドをしているが、ここ一年はコロナで休止しているが。
山寺常山という江戸時代末期に儒学者として活動した人の子孫が大正時代末期から昭和初期に建てた建物がこうした撮影スポットに使われている。
今の季節は新緑が美しくそんな緑が映える丸窓がある。それを背景に着物姿でポーズを取る。ここを管理している地元の人達が積極的PRしているという。
ここはまず玄関が広い。座敷に上がるとガラス戸はサッシではなく従来のガラス戸。冬は寒いがこれから秋口までは楽しめる。ここをギャラリーとして絵や手芸や書の展示会がよく行われている。
ここではないが、この時代、出窓があってそこに座れるなどいたるところ余裕と遊びがあって居心地にいい住まいだったろう。
中流階級の住まいとして文学や映画に登場して来た。
古代から中世の解放的な性風俗
私はいま「御伽草紙」という平安末期から鎌倉・室町時代にかけての庶民の文学を学んでいるが、実に男女関係が大らか。
明治時代になって、プロテスタント系キリスト教の影響で「一夫一妻制」や配偶者以外の相手との関係を罪とする文化が進んだように思う。
もちろん子供を生み育てる家庭の存在はどの時代でも大切だから「一夫一妻制」は理にかなっているわけだけど。
近代以前は「多産多死」。子供は成人するまで育つのはなかなか難しく、はやり病いでの若者の死もまれではない。
「源氏物語」でも貴族の女性達は光源氏より先に死んでいく。
人に顔を見せないで家の中であまり運動などせずに不健康な生活を送るのだから身体が弱い。そんな身で出産するのだからこの時期に命を落す女性は多かった。そんな現実を物語は反映している。
さて「御伽草子」だが、「ものぐさ太郎」という物語では都に出た太郎が清水寺の前で向こうからやって来たお供を連れた身分の高そうな女性にいきなり求婚するという筋立てになっている。編み笠の前をあげて品定めをし「妻になれ」と迫る。現代ならあり得ない設定だが、しかし少し前までは親が決めた相手と顔も知らずに結婚したという話もあったのですから結婚は気の合った者同士が一緒になるというものではなく、家の存続のためにするものであって、離婚も割合簡単にしたらしい。
現代はそうはいかず「結婚のハードル」は男女ともに高くなっている。わが村では独身の男女が親と同居している例が目立つ。
安倍晋三の外堀埋まりつつあるか?
最近のワイドショーの話題は広島選挙区の河合案里の1億5000万円という破格の選挙資金の出どころだ。
これは誰が考えても当時の自民党総裁でかつ首相だった安倍晋三とその腹心の菅官房長官が仕組んだ資金である。
首相が自由にできる官邸機密費、と言ってもその原資は安倍のポケットマネーではなく税金だ。
当時の自民党幹事長の二階は知らないと言うし、選挙本部長だった甘利は一ミクロンも関わっていないという。議員会館で現ナマを受け取る甘利にそんなことを言う資格はないが、これは「安倍案件」である。
安倍・菅政権で日本はめちゃくちゃになり、このままだと自民党という党は終わりだと連中も気づいているようだが、だからといって「菅降ろし」にはならない。もうそんな活力は連中に残っていないのだ。
小選挙区制度と政党助成金でそれこそ「自助努力」を失っている自民党は終わりだ。下駄の雪の公明党ももう「平和と福祉の党」とは主張できない。
共産党以外の野党も政党助成金を受け取っているわけで、だから野党もだらしがないと言われてしまう。
「共産党アレルギー」があると言うが、これは反共主義者と自民党となれ合っているマスコミが振りまく悪質なデマだ。
志位共産党委員長も市民と野党とが協力して自公政権を退陣に追い込むと言っている。
今年中に衆議院選挙がある。このままコロナと財界中心の政治を続けるのか。国民も覚悟を問われている。
ゆめゆめマスコミに騙されてはいけない。
安倍を公金横領と公権力乱用の罪で逮捕させなくてはいけない。
明治以来の長州閥の終わりにする年にしなくてはいけない。山口県民は安倍と安倍の息のかかった者を議員に当選させてはいけないのだ。目覚めよ山口県民!
NHKEテレに『100分で名著』という番組がある。
今月は三島由紀夫の「金閣寺」だ。解説は作家の平野啓一郎。
私はこの小説がいまいちわからないというか共感しなかったが、別に平野氏の解説でというわけではないが、三島にとっての「金閣寺」は昭和天皇ではなかったかと思った。
1925年生まれの三島はまさに「天皇制軍国主義」の申し子だ。小学校、三島の場合は学習院初等科か?それほど軍国主義的ではなかったともいうが、華族の子弟を教育する場。教育勅語等一通りの天皇を頂点とした教育は行われただろう。後に作家になるような子供だから周囲の誰よりも敏感な子供だったろう。他の生徒は戦後になるとあっさり民主主義体制に乗り換えたが、三島はそうはいかなかった。
しかも天皇のために死ぬつもりだったのに体が弱く「召集免除」になっていて、軍隊経験もない。自分とほぼ同世代の若者は兵士としてあるいは勤労動員で命を落しているのに。
だから戦後誰よりも天皇制にこだわった。しかも心の拠り所だった昭和天皇は神から人間となり、その姿は三島をひどく失望させるものだったに違いない。
「金閣寺」の主人公学僧の溝口はみすぼらしくなった現実の金閣寺に火を放つことで折り合いをつけようとしたが、三島はまさか昭和天皇と刺し違えるわけにもいかない。
身体を鍛え、自分に共感する若者を集め、最後に自衛隊市谷駐屯地に乗り込み自決する。
天皇制軍国主義の誰よりも忠実な申し子「三島由紀夫」の生涯。忌むべし「天皇制」。
「ユダヤ人の起源」
テルアビブブ大のシュロモー・サンド氏の著書。
2000年前、約束の地カナンから追放され、世界中に「離散」したとされるユダヤ人。だが聖書にあるその記述は事実ではなく、ユダヤ人という「民族」も存在しない。歴史を根底から問い直す「ユダヤ人の起源」。
本書執筆のきっかけは「ユダヤ人の離散は起きなかった」とする論文を見つけたことだった。驚いて図書館で離散を論じたイスラエルの歴史の本を探してみたが一冊も見つからない。古代史の専門家の間では「離散の事実はなかった」ことは常識だと知った。
「だがイスラエルの学校では6才から歴史で聖書を教え、一般の人はモーセがエジプトを脱出して同胞をカナンへ導きその後ローマ人によって離散させられた物語を強く信じている」
紀元70年の「追放」についても歴史書などに明確な記述や痕跡は見当たらない。ハザールなどのユダヤ教の王国は離散者が作ったのではなく改宗の結果に過ぎないと示した。現在パレスチナに住むアラブの人々こそが聖書時代のユダヤ人の子孫かも知れぬと言う。「教えられてきた歴史はパレスチナを植民地化するために必要な物語だった」と言う。
サンド氏は「イスラエルが非ユダヤ系の人々を差別的に扱っていることを憂い、パレスチナ占拠は正当性に欠ける。すぐ撤退を」と訴える。
サンド氏は「イスラエル政府が内部から変ることには期待していない。外からの圧力で変わらざるを得ない状況を期待する」と言った。2010年7月来日した時のこと。
それから10年。イスラエルの後援国アメリカの力は相対的に弱ってきている。国連でのハマス非難の決議に各国は腰が引けている。
滅亡するのはパレスチナではなくイスラエルの方だと考える。無理筋は通らない。
ゴールデンウイークが終わったばかりなのにもう「梅雨入り」?
雨が降っている。なるほどそうだ。
新朝ドラ『おかえりモネ』が今日から。
なぜか既視感がある。ヒロインのモネをやる清原果耶は以前の朝ドラにも出て来た。広瀬すずも出て来るし、夏木マリも。
内野聖陽も元々舞台の人だが、朝ドラで全国に知られた。
舞台は宮城県。宮城県はカキの養殖でも知られるが、モネが勤めるのは山の中の森林組合。
森林を守るのもこれからは大事ですからね。山があってこそ豊かな海も守られる。
東日本大震災から10年というのがドラマのテーマらしいが、ホントなら原発事故から10年を考えなければいけないところですが・・・。
久しぶりにスポーツクラブでプールに入った。
コロナ禍で控えていたが、陽気もよくなり長野市はコロナが蔓延しているというほどではないので行った。
水泳は高齢者にはひざや腰に負担のかからない運動だ。30分ほどで上がったがこれからもう少し時間を延ばしたい。
米・共和「トランプ党」選択(5月14日・信毎)
米共和党のリズ・チェイニー議員がトランプ前大統領の「大統領選は不正で盗まれた」との主張を「大嘘」と否定し、批判を続けたことで党下院ナンバー3のポストを追われた。
共和党支持者の中で根強いトランプ人気を背景に指導部は反トランプ派排除による結束を選択。要職に就く条件が「ウソへの忠誠」となり果て党の理念はかすむ。
これが戦いの号砲となる」とチェイニー氏は「脱トランプ」を目ざす運動本格化のきっかけになる」と語った。
党指導部がチェイニー氏排除に動いたのは、来年秋の中間選挙に向け、トランプ支持層の離反を招けば党が瓦解して戦えないとの判断からという。
CNNテレビの世論調査では民主党のバイデン氏が十分な正当性を持って大統領に選ばれたと考える共和党支持層はわずか23パーセント。トランプの虚偽の主張が浸透する中、多くの議員は声をあげれば攻撃され自身の選挙に響くとだんまりを決め込んでいるという。
アメリカの2大政党制は実際には崩壊している。トランプ党と決別し第3の党結成の動きが出て来るだろう。
これをアメリカの事だと思ってはいけない。
菅の無策のコロナ対策に声をあげられない自公の議員は多くの共和党議員とおなじだ。
不見識な中川日本医師会会長と自民党自見参院議員。
コロナ禍の中、自見英子参議院議員の後援会長を務めているという中川日本医師会会長が自見議員の政治パーティーに出席したとして批判を浴びている。
中川も自見も実に不見識。医師会の方は開業医の圧力団体のようだから勝手にしろ!だが、自見議員の方は税金から報酬を受けている。来年が任期だそうだからこんなもの落選させなければいけない。第一選挙に出るな。
自見は世襲議員のはずだ。自分の選挙の事しか考えていない。こんな者日本にいらない。
自民党と公明党はこんなやつばかり。自公は国会にいらない。
私達は医師だの弁護士だのというとつい信用してしまうが、人間としては碌な連中じゃない。それより必要な労働を黙々とやっている人達の方がよっぽど人間として立派。
森将軍塚古墳の頂上に立つ。
長野県立歴史館に歴史観所蔵の絵画工芸展に出かけた。ついでに将軍塚古墳の頂上に立った。
古墳館前から頂上行きのバスが出ているのを知らずに舗装されている道を登って行った。途中所々にベンチがあるのでそこで休憩を取りながら。
こうした坂登りは70才を過ぎた今はだんだんきつくなっていて「これが最後」と思って登っていく。
後から考えるとバスですっと行ってしまうより途中の木々や植物や小鳥の鳴き声を感じながら登ったのはよかった。
整備される前はこんもりした小山だったんだろうけど今は説明版も付いて前方後円墳の形になっている。
それにしても古代、紀元400年代にこうした古墳が各地に作られ、長野県は奈良や大阪からは遠いのにこんな大きなものを作らせる権力者がいたんだというのが感慨深い。時代が下がるにつれて文明や文化が進んでいったという思考は考え直さなけれならない。
帰りはさすがに疲れてちょうど来たバスに乗った。今は登るより下る方が足が辛い。