木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

安倍政権は参院選勝利後に牙をむく

2012年12月28日 | Weblog

第2次安倍内閣発足
安倍・麻生で総理・副総理だなんてアホのアで始る世襲最悪コンビだが、アメリカ・財界・霞ヶ関・マスコミが応援しているのであなどれない。
このままだと、来年の参院選も圧勝を許してしまう結果になる。
最悪の「原発事故」の後の選挙で、ここまで自民党の勝利を許してしまう日本国民て、一体何なのだろうと考えてしまう。
原発事故後の報道で、マスコミの報道というものがいかにいい加減で真実を伝えるのとは程遠い存在だと知ったはずなのに、一年たつともうそのマスコミの誘導通りに動いてしまう。何と愚かな!
民主党内の松下政経塾一派は「トロイの木馬」に潜んだ兵士だった。
野田や前原その他、本来なら自民党の代議士になりたかったのに、席がないために民主党に流れ着いた連中に与えられたミッションが「民主党の解体」だった。
野田はそのミッションを実に見事に果たした。しかしあまりに自民党に議席を与えすぎて、今度は自分の出る幕がなくなってしまった。
野田や前原がいなくたって、安倍に麻生に石破に今や全ての自民党代議士は「平和」と「経済」の破壊主義者だ。
適当にバランスを取るマスコミの街の声取材。みんな「何々してもらいたい」という言い方をする。しかし政治とは政治家にお願いしてしてもらうことではなく、代表として「こうせよ」と要求することではないか。
集めた税金をどう使うのか、それは国民監視のもとで最も公正に政府に行なわせることで勝手にしていいことではない。
極右・新自由主義経済に反対する側はこれからどうすればいいのか。
護憲・社会民主主義勢力は小選挙区導入以来、あるいはソ連崩壊以後選挙で負け続け、今やその負け癖のために、わずかな議席を死守するだけで、それ以上に国民に支持を訴える大胆な行動力を失っていると批判されている。
共産党志位委員長に休養を。
今回の選挙で各党の政策、最もうなづけるのは共産党の政策だった。テレビでは取り上げないが、新聞はきちんと読めば、少なくとも信濃毎日新聞を読めば、大多数の国民が受け入れられる、喫緊の課題への方針を示している。
ソ連や中国の体制のイメージから「共産主義はどうも・・・」と考える人は多いかもしれないが、今の日本の選挙制度の下、比例区で共産党に投票したからといって、いきなり共産党政権になるなどあり得ないことは常識でわかる。
小選挙区すべてに候補を立てるのは選挙こそが「党の政策」を訴える好機とみて、比例票の積み増しのためだろうが、選挙結果をみると供託金の没収が痛い。
ウェブサイトの一部情報によると、志位委員長はうつ病の治療をしているらしい。
セクハラ問題をきっかけとして党を追われた筆坂秀世元参議院議員によると、幹部会で会議をして、論議が煮詰まって結論が出かかったところで、「僕は違うな」と、必ず長老である不破哲三がお膳をひっくりかえすのだという。
志位委員長は不破には逆らえない。それが高じてうつ状態になってしまったようである。
思えば安倍や麻生が苦労知らずのお坊ちゃんのように志位氏もまた「純粋培養」の党幹部の悲劇を負っている。
両親共に教員党員で、小さい頃からピアノを弾くのが得意だったという。恵まれた家庭環境だ。しかも東大工学部物理学科卒という学校秀才でもある。しかし一度も党の外での社会体験がない。
それが一番困難な時代にリーダーを任され、しかも今こそ共産党の政策が極右・新自由主義に最も対峙するものとして必要とされているのに。
神経をすりへらし、マンネリに陥っている。休養が必要だ。
それが許されないとするなら、それこそが人々が「共産党の言ってることは正しいけど、だけど・・・」という不信感の根本かもしれない。

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極右だという認識なく極右を選ぶ

2012年12月20日 | Weblog

安倍政権により「壊憲」の危機。
最少の得票率で最大の議席を得ることのできる日本の小選挙区制度のマジックとはいえ、自・公・維新で380議席程の大量議席を獲得するとは・・・。
今回の選挙ばかりは、私は自・維新に投票した人を憎悪する気持だ。極右・新自由主義の政権で幸福になる者は誰もいない。
それはそれを推進する者達にとっても破滅しかもたらさない。
石原慎太郎にしてからが、「尖閣領有権問題で、中国との戦争も辞さない」なんて、何のメリットがあるというのか。「早く死んでくれ」と言いたい。「死もまた奉仕」という言葉がある。
「争点がはっきりしない」とか、「いろんな党があって、どこに投票したらいいのかわからない」という雰囲気に持って行くのがマスコミの常套手段だ。
争点ははっきりしていた。「原発をやめるのか」、「消費税増税していいのか」、「憲法を改悪して集団的自衛権を認めていいのか」。
自分でそれぐらいの事を考える頭がなければ一人前の人間とは言えない。自分の運命を邪悪な者共にゆだねてしまえばみじめな死が待っているだけだ。
投票に行けない物理的理由なくして棄権するということは自分の人生を放棄することでもある。
ましてや今回の選挙のような原発事故による放射能汚染の危険をこのまま放置していていいのか、真剣に考えるべきだし、危険な軍事輸送機オスプレイが日本全土でいつ落ちて来るかわからないほど米国に従属したままでいいのか、命がかかっている。
「憲法」というと、戦争放棄を誓った九条が変えられてしまう危機、の前に96条の改定が安倍極右政権で成立してしまうのではという危機がある。
「この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会がこれを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない」という96条の条文の「三分の二以上」を「過半数」に改めると安倍は以前から主張している。
早稲田大の法学学術院教授の水島朝穂氏は、これは憲法の持つ権力のチェック機能を緩めろと主張しているのであって、これは立憲主義の否定であると。
そもそも権力者に対する統制を弱めて誰が幸福になるのか。権力者とはもともと自由や人権を侵したい願望を持つもので、96条を改定して幸福になるのは権力者だけだとも。
改定で真っ先に不幸になるはずの国民が今回、そうしたことをもくろむ政党を過大に支持したことになった。
私は今回「維新」が50以上の議席を得たことにも驚いている。マスコミがしょっちゅう取り上げ、主にテレビを情報源としている人達にこの政党が刷り込まれたのだろうが、本来ならこれは「未来の党」や社共に行くべき議席である。
「破滅の右傾化」がこんなに進んでいたとは。
しかし「維新」に投票した人に極右を選んだという自覚を持っている人がどれぐらいいるか。

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アメリカによって中国潰しの先兵にさせられる日本

2012年12月13日 | Weblog

北朝鮮ミサイル発射に成功。
と、今日の報道はこれ一辺倒。日本は今、悲惨な大政翼賛の道か、それを押しとどめるのか重大な選択を迫る選挙の真っ最中だというのに。
北朝鮮のミサイルより、アメリカ軍が日本列島の上空を好きなように訓練に使おうとしているオスプレイの方がよっぽど危険だ。
11日に信濃毎日新聞の衆院選情勢のトレンド調査によると、自民党は比例でも支持を伸ばしているとある。
世の中の雰囲気は全然そんな感じではないのに、権力の召使とはいえ、新聞やテレビでそう報じられると、国民の間に無力感が広がるのは避けられない。
それでも電話調査でそう答える人が相対的に多くいるのだろう。
その人達に言いたい。小泉政権以降の悲惨さを忘れたのかと。民主党は、特に野田政権は断罪されてしかるべきだとは思うが、全ては自民党政権のツケを払っているだけなのだ。
私の住む農村でも自民党候補のポスターを張っている家がある。おそらくずっと自民党支持だったからという理由で、そうしているのだと思うけど。
中選挙区時代の自民党は、中小企業や自営業者、農民の代弁者という側面があったが、今は違う。大企業、とりわけ独占的企業の代弁者だ。
そして対外的にはアメリカの戦略の元、中国と敵対する尖兵の役割をになわされようとしている。
安倍政権が誕生すれば、確実にその道に進む。
みなその覚悟があって、自民党を支持するのか。民主党がダメだから自民党にでは大きく後悔することになり、その時にはもう遅い事態になっている。
自民党は高齢者から支持されているという。そんなに先の長くない人達が自分の投票行動で悲惨な目に遭うのは自業自得で仕方ないが、若い世代を犠牲にすることだけはやってはいけない。
「脱原発」、「消費増税反対」、「TPP参加反対」、「オスプレイ配備反対」のスローガンでまとまる「オリーブの木構想」がもっと早くにできればよかったのだが、それでも不充分ながら「未来の党」が立ち上げられた。私自身は「未来の党」に対してやや不満は持っているが、それでも大多数の国民の利益を代弁する政党だと思う。
「維新」などよりはるかに真面目に政治を考える人達の集まりだ。
支持が伸びないというのは本当なのか。メディアによって貶めれているのではと疑っている。
安倍を支えている「四季の会」という独占的企業のトップ達は、日本が地政的に逃れられないこのアジアで孤立してやっていけると思っているのか。
戦前、大・中・小の資本家・企業家達は権益を求めて積極的に中国大陸、特に満州に進出を企てた。そのために軍部を利用した。しかし思惑通りに都合よく途中で戦線を納めることはできず、破局に至った。
安倍に象徴される極右主義者は中国と対立し相手をたたき潰すのが悲願。そんな妄想の道連れにされてよいのか。
アメリカは日本国民の命と財産を犠牲にして、中国潰しをもくろんでいる。日本が滅亡することは目的が達せられれば何の問題もない。

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悪性ガン細胞に食い荒らされ死滅する日本

2012年12月06日 | Weblog

自公300議席伺う(4・5日の共同通信による電話世論調査)
おそらくこれがピークだと思う。これから投票日までにこの勢いは下がっていくだろうが、しかし構図自体は変わらない。
それが充分わかっていて、マスコミは報道している。選挙が終われば、自・公・民・維の大連立で何でもできるとんでもない日本の出来上がりだ。
投票先を決めていないという人が5割近くもいるというのも注目だが、この人達は投票に行かない可能性の高い人達であり、行ったとしても「維新」などと書いてしまうかもしれない。
野田はさかんに自民党と対決するような演説をするが茶番もいいところだ。民主党を壊し、国民の信頼を失い、極右・新自由主義集団に権力を売り渡そうとしている張本人なのに。
自・公・維新に投票することは99パーセントの国民に災いをもたらすことなのに、世論調査で「自民党」などとはっきり答える人は「自分では死ねないから誰か殺して」という自殺願望者としか思えないが・・・。
途中で政権を投げ出した極右・世襲お坊ちゃまの安倍晋三がどうして自民党総裁に返り咲いたのか不思議だった。
石原慎太郎が自分の息子の伸晃を総裁にしたくて、長老達と工作して「谷垣下ろし」をした結果、こんな馬鹿なことがと思ったが、それだけでは足りない気がしていたら、「四季の会」という旧財閥系のトップが集まる集団が安倍を献身的に支えているのだという。
メンバーは葛西敬之JR東海会長、古森重隆冨士フィルムホールディングス会長、勝俣恒久前東京電力会長、元アサヒビール社長福地茂雄、元三菱重工業社長西岡喬、元みずほコーポレート銀行頭取といった錚々たる財界人が春夏秋冬安倍を囲み、政権を投げ出した後も四季の会だけは安倍を励まし続けたという
なぜ安倍なのかと言ったら「使い勝手がいい」ということなのだろう。
財界の傀儡以上にはならない。クセのある、それなりに野心と能力のある人間なら必ずしも財界の言いなりにはならなくなる。
言いなりなら野田や前原でもいいじゃないかと思うが、やはり岸信介の孫、大叔父が佐藤栄作、安倍晋太郎の息子という「毛並み」が彼らを満足・安心させるのか。
世襲お坊ちゃまの安倍は「安上がり」でもある。例えば田中角栄などは財界にとって金がかかりすぎた。それまで300万円で済んだワイロが3000万円に跳ね上がった。安倍晋三はそうした欲望が並外れて強いようには見えない。しかしこの間事務所経理の不明朗が話題になったりしたけど・・・。
原発稼働を前提にリニアを強行しようとするJR東海や福島原発事故をなんら深刻にうけとめようとしない東電などこれら独占企業のトップは「邪悪なモンスター」、「悪性ガン細胞」のようなものだ。
「消費税増税」、「原発再稼働」をもくろみ、上げた利益を労働者の賃金に還元せず、ひたすら溜め込む。そんな状態に文句を言わせないよう、教育で洗脳しようと企む。
こうしてガン細胞はどこまでも99パーセントを食い荒らし増殖するが、それに耐えられなくなった身体が終わりを迎えれば、ガン細胞もまた死滅の運命に沈む。
今日本の資本主義体制はその段階に入ろうとしている。
丈夫で免疫力のある身体で、ガン細胞を撃退しなくては生きる道はないが、ますます不健康な生活で自暴自棄に陥っているというのが、選挙情勢から見える日本国民の健康状態だ。
自主憲法を持ち国防軍を創設し、集団的自衛権を行使できるようにするというのが安倍の悲願だが、そうなれば自国の下請けとしていいように使えると喜ぶのがアメリカだが、アジア諸国から総すかんを食う。邪悪なモンスターどもは食い荒らすのに夢中で、もう食うべきものが無くなってしまっていることにも気づかない。
憲法の改定ないし制定には国会議員の三分の二が賛成し、国民投票にかけなければならない。マスコミを使って、言いくるめてくるだろうが、だまされてはいけない。邪悪なモンスターの狙いは「9条の改定」なのだから。
アメリカの子分としてどこへでも戦争に出かけられるという国に成り下がれば、経済だけでなく、安全が脅かされる。それこそ中国や北朝鮮が文字通りの敵になる。

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