木洩れ日通信

政治・社会・文学等への自分の想いを綴る日記です。

安倍晋三を国政から追放を

2022年03月30日 | Weblog

核共有を言い出した安倍晋三。
ウクライナでの紛争を好機とばかりにこんなことをいう安倍という人間は実にろくでもない奴だ。
私は安倍を国政の場から退場させる責任を山口県民、とりわけ安倍の選挙区の選挙民は負っていると思う。それは山口県民のみならず日本国民全体にとって必要なことで一刻も早く退場させてほしい。
岸田総理は「非核三原則」を国是とする日本は「アメリカとの核共有はしない」と明言はしているが、全く私はこの男に憎悪を感じる。
モリカケ、安倍のマスク、アメリカに言い値で役に立たない武器を買わされ、どんだけ税金の無駄遣いをしたんだ。せめて豪邸を売却して国庫に返納しろ!

阿部知二著『世界文学の流れ』読了。
本人の書いた小説は一つも読んでいないが、その博識にはただただ感心。字はちがうがおなじアベというのがちょっと引っかかるが・・・。

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労働者の貧困に向き合っていない自公政権の退場を求める

2022年03月28日 | Weblog

今年は去年よりずっと寒い。
それでもやっと紅梅が咲き、水仙も咲き始めた。でも今日は風が冷たくてだめ。
テレビでは今日はしきりに桜満開のニュースが。東京あたりはそうなのだろう。

広がり続ける日本の貧困(信毎3月27日付け)。
「下流老人」、「コロナ貧困」などの著書がある社会福祉士で聖学院大客員准教授の藤田孝典氏の意見。
藤田氏によれば今の日本は今日食べるものがないという絶対的貧困ではないが、GDPが高く国は金持ちなのに一般所帯の人々が生活必需品を買えず、必要なサービスにアクセスできない状態「相対的貧困」の状態にあるという。
パソコンや携帯電話を一人一台持ち、洗濯機や冷蔵庫、エアコンなどの家電製品もそろっていて、友人とたまに外食し、病気の際には診察を受けられる。こうした暮らしが普通の暮らしとするならば、今日本人の実に15・4パーセントが相対的貧困で普通の暮らしができていない。
近年は働いても貧しい「ワーキングプア」が増えている。「子供の貧困」というが、実は子育て中の20代から50代の労働者が普通に働いても給料を得にくく子供が育てにくいのだから「大人の貧困」と言うべきだろう。
現在労働者の10人中4人が正社員ではなく派遣社員やパート、アルバイトなどの非正規雇用になっている。いわゆる「就職氷河期」にあたる世代で不安定な労働者が多い。
さらにひとり親所帯の貧困は「先進国で最悪」とされ半数に近い48・1パーセントという異常な数値だ。ひとり親所帯は女性の割合が多く非正規雇用、賃金の男女差と女性の犠牲の上に成り立ってきたのが日本社会だ。政府による抜本的改革が必要で、「政権交代」は喫緊の課題である。
このような課題にきちんと向き合ってこなかったのが自公政権で「失われた20年」の罪は大きい。自公議員の即刻退場を求める。




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ウクライナ紛争で思い出すトルストイの「コサック物語」

2022年03月26日 | Weblog

今日は一日雨模様
お隣千曲市では今日から「杏まつり」だというが、これでは誰も来ないのでは?

行政に詳しい研究者新藤宗幸氏が死去。75歳。肺がんだったという。私はこの人の新聞などで発表する意見に深くうなづくところが多くて信頼していただけにもう少し長く生きていてほしかった。
これより前に経済評論家の内橋克人氏も亡くなった。こちらは89歳だったからしかたないかもしれないが、80年代後半から世界中を席捲した「新自由主義資本主義」に警鐘を鳴らしていていた姿が印象深い。
さてウクライナだが、マスごみの論調はプーチン悪者、ゼレンスキー正義となっているが、専門家として長年ロシアを研究してきた研究者は必ずしもそうは見ていない。
ソ連、ロシア、冷戦史研究の下斗米伸夫氏は「ウクライナは主権宣言以来、2019年に憲法にNATO加盟を書くまでは中立が国是だった。だが兄弟(ロシア)よりもNATOを選んだ結果、ロシアによる「兄弟殺し」という局面に入ったと指摘している。(信毎3月24日付け)。ここに問題の本質が隠されている。今頃になってゼレンスキーは「国民投票」をするなどと言っているが、順序が逆でしょう。
侵攻したロシア・プーチンはよくないが、ゼレンスキー政権に全く非がないかというとやや軽率の感がある。
ところで私は少女時代、トルストイが書いた「コサック物語」をとても気に入っていて何度も読み返した。訳者が少年・少女向けに訳したもので原作の題名は違うかもしれないが、トルストイのほぼ実体験の基づいた作品だ。
都会生活に飽きた青年貴族オレーニンがコーカサスの農村に赴く。そこで素朴な農民や村の娘に惹かれるが、そこはまたチェチェン人と争う場でもあった。村の勇敢で鳴らす青年ルカーシュカは先頭に立ってチェチェン人との対決に向かうが敵に撃たれ瀕死の重傷を負う。
オレーニンが来るまではフィアンセと言っていい仲だった娘マリヤ―ナとルカーシュカ。ルカーシュカの不幸はオレーニンのせいではないが、このままマリヤ―ナと一緒になるわけにはいかない。オレーニンはモスクワに去っていく。所詮都会の貴族青年が農村に埋もれるわけにはいかないのだ。青年トルストイの青春の書である。





 

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間違いを認めない役人根性(名張毒ぶどう酒事件)

2022年03月24日 | Weblog

今日も天気は良かったが風はまだ冷たい。
新パソコンの使い方がわからなくてパソコンショップへ。こんなこと繰り返している。
近所のお寺の紅梅が咲いている。我が家の紅梅はまだ。そんなに条件が違うとは思えないのに・・・。

名張再審認めず(信毎3・7付け)。
犯人とされた奥西勝は89歳で病死している。妹が兄の冤罪を晴らすべく再審請求を続けているのだが、その妹もすでに86歳?だったか?
弁護団が必死になって葡萄酒への毒物混入の機会は奥西氏以外にもあったと、専門家の知見を添えて請求しても裁判所は一顧だにしない。思うに先輩たちが出した結論をたとえそれが間違っていてもくつがえしたくない。国民の負託を受けている公務員がそんなことでいいのか。
当時の警察も検察も裁判所も今よりずっと「お上目線」である。一度結論を出したらそれをくつがえせば役所の権威が下がると思っているのだ。国民の目から見ればそんな態度こそ信頼できない最たるものなのにこういう役人根性人間はそうは思わない。
私の私見だが、この事件には男女関係のもつれがからんでいるが、閉鎖的な山村でのこと、死んだ人の中に無理心中的に事件を引き起こしたのではと考える。


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男が甘やかされた時代の典型、植物研究者牧野富太郎

2022年03月20日 | Weblog

日は長くなりましたが、風は冷たい。
「早春賦」の歌詞どうり、「春は名のみの風の寒さや」です。
それでも庭に自生するフキノトウが増えて、草も青い芽を出しています。

少し前になりますが、信毎の読書欄で、朝井まかてさんの『ボタニカ」という牧野富太郎のことを描いた小説が紹介されていた。
牧野といえば学歴はないけど植物に関して研究、誰もが認める研究者という印象を持っていたのですが、極貧の中、13人の子を設けるが7人とは死別。それなのに女癖も悪かったという解説に「えー、金もなく、暇もないはずなのに何それ」と思いますが、小説を読んでいないのでこれ以上はあれこれ言えませんが、ほんと明治・大正・昭和の時代の男は実に甘やかされた存在。
妻がよく耐えたと思います。朝井さんの小説ではけなげに仕えたとなっているそうですが、同じ高知出身の作家大原富枝さんの小説では最後息を引き取る際に「顔を夫から背け目を閉じた」とあるという。こちらに真実味を感じます。女性が制約を受けた時代でもあり、子供を見放すわけにはいかないし、今ならこういう男は社会的に指弾を受けます。第一結婚すべきではありませんね。
元々は素封家の出だそうですから、親は身を固めるのがいいと思ったのでしょうが。

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チリで再び民衆革命

2022年03月17日 | Weblog

草の根から世界は変わる。
国際NGO研究員岸本聡子氏の信毎への投稿。(1月30日)
南米チリでは1973年から90年ピノチェト独裁政権が、それまでのアジェンデ左派政権をCIAの助けを借りて転覆させ君臨した。その後は貿易の自由化と年金、教育の徹底的自由化。不平等と格差の大きい国になった。ついに国民の不満が爆発。2019年10月、地下鉄料金の値上げを契機に抵抗運動が全国に広がった。運動の主な担い手は学生や若者。
昨年の12月に行われた大統領決選投票で学生運動のリーダーでその後下院議員に当選したガブリエル・ボリッチ氏が極右エリートに勝利し大統領に当選した。
ピノチェトの信奉者の相手候補ホセアントニオ・カスト氏はトランプやブラジルのボルソナロになぞらえられる人物で富裕層、超保守の支持を擁し中絶反対、移民排斥、新自由主義継続を訴え大手メディアもカスト氏側だった。
今チリは新憲法制定の途上で、その道筋をつけたリーダーがボリッチ氏である。
制憲議会の155議席の半数は女性に割り当てられ、先住民、フェミニスト、環境主義者が多く当選し、今チリは変化の途上にあるという。
「私は辞任しない」の言葉とともに大統領官邸で自殺したアジェンデ大統領の痛ましい事件からほぼ50年。チリの民衆の願いが戻ってきたのである。これからも紆余曲折はあろうが、その都度チリ人民は立ち上がるだろう。
日本もそうありたい。ウクライナ情勢にばかり気を取られている場合ではない。

 

 

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小野小町はたくましかった

2022年03月15日 | Weblog

天気が良く暖かったが、風が強かった。
今日はカルチャースクールの「御伽草子」の講座を受講した。「小町草子」の項。
「伝説の美女・小野小町」。平安時代前期の人とされるが、「佳人薄命」とはならず長生きした。
そのために多くの男たちに愛されたが、決まった男性による庇護を逃し、晩年は困窮することとなった。その有様を描いたのが「小町草子」。
美人で独り者でもいいが、その代わり財産はしっかり確保しておかなくてはいけない。現代でもそう。
「源氏物語』では六条御息所という高貴な女性はしっかりしていて財産を横取りされるようなことはなかった。しかしたいていの女性は男性の庇護を失うと
たちまち困窮する。
夕顔というはかないタイプの女性は源氏に見いだされるも物の怪に襲われてあえなくこの世を去るし、末摘花という女性は父が亡くなった後、才覚もなく困窮、だが源氏に助けられそれなりに寿命を全うした。この時代女性の寿命は男性より短かった。特に身分の高い女性は日にも当たらずじっとしていることが多いので不健康この上ない。出産で命を落とすことがとても多かった。
小野小町は美人だけど身体も丈夫だったのね。いいことなのにね。でも小町は物乞いしてでも生きぬこうとしたのだから大したもの。哀れみはあまり感じませんが。

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ウクライナ侵攻を欧米の視点だけで見るのはどうなの?

2022年03月13日 | Weblog

コロナワクチンを接種する。

翌日はやや微熱ぎみ。家でおとなしくすごした。今日は元の体調に戻りました。
今日は一気に春の陽気ですが油断してはだめ。また「寒の戻り」があります。

さてウクライナですが、日本の見方は欧米側から見たものです。それを教えてくれるのはブログ『世に倦む日々』です。有料ブログですが、いつも何かしら示唆を受けます。
プーチンがいいわけではありませんが、ゼレンスキーもどうなんでしょう。欧米特にアメリカのCIAの指図を受けているような・・・。CIAは常に他国のアメリカ化の工作をしている組織です。
「冷戦が終わったんだからそんなことしなくていいじゃない」と思いますが、それではCIAという組織は用なしになってしまう。そこで次々と目標を定めます。
日本の公安だって、戦前は特高警察といって、天皇制に反対する思想や組織を拷問にかけて取り締まりました。戦後はあからさまな拷問はしませんが、長い勾留で容疑をかけられた者を追い込み自白に追い込む手法を批判を受けながらやっています。
ゼレンスキー大統領は前身は芸人。かなり下品な芸が売りだったようです。何やら大阪の維新を思い起こします。私には松井市長などは「八尾のチンピラあがり」にしか見えません。それでも維新を支持しているのは大阪府市民です。ウクライナもゼレンスキーを大統領に押し上げたのはウクライナ国民です。
民主主義というのはこうして紆余曲折を経るものなのだと思います。

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陸奥宗光『蹇蹇録』を読む

2022年03月09日 | Weblog

陸奥宗光『蹇蹇録(けんけんろく)』を読了。
家にあった岩波文庫。字は細かいし、明治の人の文章なので漢語調であまり意味は読み取れなかった。
ただ日清日露などと一くくりにされる明治日本が勝利したとされる戦争。戦争の場所が日本国内ではなく朝鮮半島や中国大陸なので、日本の一般庶民は戦地の実相は知らなかったと言っていい。
陸奥は戦地の実態はそれほど書いてはいないが、戦争終結に持っていくこととその後の戦利はいわゆる「三国干渉」により日本の思うようにはいかなくて、交渉にあたった苦労が書かれている。
勝利の実感がないために庶民は焼き討ち事件など起こしたのではなかったか。
欧米各国(ロシアやイギリス、フランスなど)は日本の思うようにはさせない。それはそうでしょう。彼らも清国の権益をねらっているのですから
「臥薪嘗胆」とはここからきている。しかし次のロシアとの戦いも勝利とは言えないものだった。
「蹇蹇」とはあれこれ思い悩むという意味。

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独裁・強権政権は必ず腐敗する

2022年03月06日 | Weblog

、朝鮮戦争で疲弊した韓国を経済的に立て直すことに成功し、これを評価する保守系の人々はいたが、韓国民の民主政治への希望は強く、その中で遂に内部の人間によって暗殺されてしまう。朴政権の末期はイエスマンしかおらず、そのイエスマン達が朴大統領への忠誠競争で争い、遂に情報部長が朴氏に取り入ったと感じた秘書室長と大統領を射殺してしまうのである。この時の情報部長の心理状態については映画やドラマで随分取り上げられてきたが、要するに腐敗が極に達してしまうのであった。この頃の大統領は心情を吐露できる夫人も失っていていきづまっていた。
独裁長期政権は必ず腐敗するのだ。プーチンも形式的な選挙はしたが、真に国民が選んだ大統領ではない。
日本もロシアや中国を批判している場合ではない。歪んだ選挙制度で自公政権が続いているが、国民の希望に叶う政権ではない。腐敗は深く進行しているのだ。

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