1/99(きゅうじゅうきゅうぶんのいち)

あみものと手仕事と旅の記録

マレーシアの旅(7)ホームステイ

2008-09-24 19:20:30 | マレーシア0808
今日から2日間お世話になるazmちゃん家は、マレー語で「フェルダ」というパームヤシ農園のなかのコミュニティにあります。


azmちゃんとそのきょうだい12人(!!)は、みんなここで大きくなったんだって。


庭先の大きなランブータンの木に赤く熟した実がたわわになっていて、お兄ちゃんが登って採ってくれました。もぎたての実はジューシーこのうえなく、いままで食べたランブータンのなかでいちばん美味しかった~~~

家の裏手では食用の山羊を飼っていて、市場で売るそうです。

山羊のほかにも、ニワトリがいました

溜池もあってティラピアと鯉みたいな魚も育ててる。男の子たちの釣果を夕食にいただきました


ここには、お父さんが若いころに入植者として移住して来たとのこと。お父さんの話では、移住者には自分の農地がもらえるんだそう。ここのお宅の主な現金収入は、ヤシ農園での労働と自分たちの土地で耕したカカオなどの農作物から得ているということでした。

これは庭先に植わっていたカカオの木。写真では見たことがあったけれど、「ほんとに木から直接実がなってるんだねー」と感心していたら、、、


「日本にはないの?」と、これまたその場でもぎとって、食べさせてくれました

カカオからイメージする苦い味からはほどとおく、食感・味ともにマンゴスチンに似ています。

と、azmちゃんご一家がとってもあたたかく迎えてくださって、楽しい楽しいホームステイがここ始まったのですが、なんとここでデジカメが電池切れ ←変圧器は持って行っていたのに、差し込みプラグを忘れた、、、   

この日は、来客があったり、お父さんとお母さんが外出したりで、夕食が始まったのが夜11時半近くになってから。めちゃめちゃおいしいマレーシアの家庭料理でした(写真がないのが残念…)。カタコトの英語と身振り手振りで、楽しくおしゃべりしたりして、こころもからだも満たされながら、シアワセなホームステイの夜は更けていったのでした
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マレーシアの旅(6)椰子農園

2008-09-18 17:59:59 | マレーシア0808
この旅のいちばんの目的は、ソーシャルワーカーとしてマレーシアの障害者とともに働くnkyの活動を見ることでした。2日目からは、彼女の仕事に同行させてもらいました。お昼前にKLを出発して、長距離バスでパハン州の椰子農園にあるコミュニティを目指します

その前に、バスターミナルの食堂で腹ごしらえ。

「tomyam」とあるのは、昨夜食べたタイ料理のトムヤムのこと。「campur」はゴーヤ・チャンプルーとかの“チャンプルー”と同じで「混ぜる」の意味。


あ、手前の多い方がわたしのごはんデス。朝から食べ過ぎ
中央の茶色いのは、納豆のような豆(納豆臭くない)を揚げたもの。nkyの好物。

長距離バス会社はいくつかあってランクもいろいろらしい。このバスは、座席が広く(寒いくらいに)冷房が効いてて快適でした。


出発して30分も経つと、緑が見えてきました。

はじめはいろいろな樹木が混ざった森林だったのだけど、、、

そのうち、ゴムの木とヤシの木ばかりになって、、、
 

パハン州に入るとゴムの木もまばらになり、気づいたら四方八方、360度、見渡す限りにヤシの木、木、木、木、、、、、

この州は国内のなかでもパームヤシの栽培が盛んで、このあたりすべてプランテーションの農地なのだそう。プランテーションって中学校で習ったけど、日本の大方の中学生がイメージする「大農園」なんて、たぶんこの広大さの1万分の1にもおよばないんじゃないかと思う。この果てしない広さと徹底した開拓ぶりを見ていると、ある種の暴力を感じずにはいられない。そして、わたしもそこにかかわっているんだっていうことも。

出発してから3時間半ほどで、パハン州のJという街に到着しました。小さなバスターミナルで、外国人観光客なんて皆無。わたしたちは明らかに“ヨソモノ”なのに、みんな目が合うと自然に明るく笑ってくれました。そういうのっていいなあと思う

バス乗り場近くの市場をぶらぶら見て歩き、屋台でひとりで初のお買い物。

トレーの上のおやつを3種類、2切れずつ袋に入れてもらいました。左はバナナの唐揚げ、右はバナナのドーナツ。真ん中は、たぶんジャックフルーツの唐揚げだと思うんだけど、、、

こんなの。ドリアンほどじゃないけれど、独特の臭いがします。茶色いのは種で、食べられません。

このあと、別の街から長距離バスで来たマレー人のazmちゃんと合流して、タクシーで30分ほど離れた彼女の実家へ向かいました。
次回は「すいかの○ルルン@マレーシア」です
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マレーシアの旅(5)多民族国家

2008-09-14 00:24:38 | マレーシア0808
バトゥ洞窟の参道でお供え用の花輪を売ってた屋台のおばちゃん。

にこにこ笑いながら、とっとことっとこ花を糸につないでいました。

マレーシアは、マレー系66%、中国系26%、インド系8%、その他1%という多民族国家。旅行全体をとおしてかんじたのが、なんというか、民族同士があんまり“まざって”いないということ。たとえば、トドンというイスラムのスカーフをかぶった人と中華系の人が、友人同士で一緒にいるというを見かけない、とか。わたしのマレー系か中華系かという「見分け方」には何の根拠もないんだけど、ブミプトラ政策というマレー人優遇政策のことなんかもあって、いろいろと事情があるのかも

下の写真は、チャイナタウン近辺。

マレーシアが多民族国家なのは、植民地支配下でいろんなところからさまざまな民族が入ってきたことと関係しているらしい。このあたりは、そんなヨーロッパの植民地時代を感じさせる建物が多かったです。


とまあ、そんな多民族国家では、いろんな民族の料理が楽しめるよ
ってことで、お昼はインド料理

バナナの葉っぱをお皿にした「バナナリーフ」(て、そのまんま)。右の金属製のうつわに入った3種類のカレーを食べていただきます。


いやあ、ほんっとに美味しかった~~~  とくに右奥のドライカレーのようなのもの。おいもみたいなんだけど、じゃがいもじゃないし、あれなんだったんだろう、、、。

バトゥ洞窟のあとは、ブキッ・ビンタンで、チャイニーズ・スイーツ

「マンゴーロー」 マンゴーたっぷりのかき氷です。とっても好きだけど、かなり甘かった。うつわの底に、上にかかってるのの倍くらいのマンゴーソースが入ってるので、かきまぜながらどーぞ

ホテルにいったんもどり、夕方からSくんと合流して、ホタル観賞に行きました。4人乗りの手こぎの舟を出してもらって、川べりの木に集まるホタルを見たのだけど、日本のホタルより小さくて、光り方も少しちがっていて、とても幻想的でした。写真がうまくとれなかったけど、こころのレンズに焼き付けました~~~

ホタル観賞が始まったのが遅くて、今夜も遅めの夜ご飯。

Sくんのおすすめで、「トムヤム」もいただきました。「野菜が食べたい」といったら、メニューにない「きのこのスープ」を作ってくれました(きのこは野菜なのか?!)。このあたりが、アジアなかんじ~~と夢うつつなのは、ホタルの余韻のせいなのか、はたまたただの寝不足か

明日はKLを出て、パハン州に出かけます
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マレーシアの旅(4)バトゥ洞窟

2008-09-13 17:58:35 | マレーシア0808
午後は、KLからバスで40分ほどのところにあるヒンズー教の聖地であるバトゥ洞窟へ行きました。洞窟とその周りの緑がとても神秘的で、ほんとに行ってよかったです。

地元のバスに乗って20分くらい走ると、突如として岩山が現れました。バトゥ洞窟は、この山頂にあります。



ここはヒンドゥー教の聖地で、建物や周辺の商店などの様子が、KLの中心地とはずいぶん違うかんじでした。ここのあたりで見かけたマレー系は皆無に近く、インド系の参拝者と欧米・アジアの観光客がほとんどでした。


ものすごーく急な階段を上って、山頂の洞窟を目指します。

 
参道にはサルがたくさんいて、食べ物を持っているとひったくられるので要注意。うきき 

階段を上りきるとすぐに洞窟で、その奥に寺院があります。



洞窟から近代的な建物と道路をながめていると、いまもここが聖地なのがよくわかる。ほんとに一見の価値アリのおすすめスポットです


このあとタクシーでKL市内に戻りました
次回は、ここで食べたお昼ごはんです
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マレーシアの旅(3)KL市内

2008-09-08 15:35:48 | マレーシア0808
マレーシア2日目は、首都クアラルンプール観光。

KLではVistana Hotelに滞在しました。朝ごはんはビュッフェ形式。


ご飯に甘辛いディップをかけた「ナシルマ」に南国フルーツとサラダ、デザート少々。nkyのお粥は、トッピングが東南アジアなかんじ。


ホテルの最寄り駅はティティワングサから電車に乗って、1人でKL観光に出かけました。KL市内には高架式の線路を走る電車(?モノレール?)が走っていて、わりとラクに移動できます。


8月31日の51回目の独立記念日を控えて、写真奥のビルのように街中に国旗が掲げられていました。「マレーシアは若い国です。独立する前には日本を含む4ヶ国に占領されていました」というマレーシア人の話が印象的でした。



他の国をあまり知らないのでタイと比べるしかないんだけど、街路樹とか空のかんじなんかはタイに近い。でも、風景全体として受ける印象はかなり違っていて、建物の色合いとか建築様式が“仏教”じゃなくて“イスラム”だからかなあ、と思いました。


KLセントラル駅から上下6車線の車道を(車にひかれそうになりながら)渡って「国立博物館」へ。

独立までの歴史を取り扱った展示が多く、幼稚園から高校生まで、社会見学で来ている子どもたちがたくさんいました(観光客は、思ったよりも少なかった)。


そのあと、炎天下を歩いて、「国立モスク」へ。

さんざん迷って40分近く歩いた末に到着して、見学しようと入口に回ったら、正午から午後3時は「イスラム教徒でない観光客は入れません」の案内が 知らなかったあ。。。今回は時間がなかったので、諦めました。残念ナリ…


靴を脱いでる人たちも観光客っぽかったけど、イスラム教徒なのでしょう、入れてもらってる(どうやって証明というか、確認するんだろう)。

このほかにも、観光地では、下の写真のようなまっ黒の衣装を着たアラブ系の人たちをたくさん見かけました。

nkyによると、彼らは中東からの観光客で、マレーシアに「避暑」に来ているんだって イスラム教が共通基盤の国々のあいだで経済が回ってるって、こういうことなのかなあ、と思いました。


こちらの「マレーシア・イスラム美術館」にも、とても興味があったのだけど、時間がなくて観られず、残念でした。次回はぜひ!と思います。

 

下は、国立モスク前の建物。英語の表記が一切なく、そのかわりにアラブ系の文字(らしきもの)が数種類書かれていました。イスラム教関係の施設なのかも。


このあとnkyと合流して、バスでKL郊外の「バトゥ洞窟」に向かいました
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マレーシアの旅(2)「最初の晩餐」

2008-09-06 23:57:36 | マレーシア0808
さてさて。「最初の晩餐@マレーシア」です


ラッシーで乾杯。マレーシアはイスラム教徒が多く、アルコール類を置いていない飲食店が多いようです(中華系の店や観光客向けのレストランは別)。わたしも、結局旅行中は1度もお酒を飲みませんでした。


左はロティ(もっちりしたクレープみたいの。甘くない)。カレーのようなスープをつけて食べます。わたしは右の焼きそばのような麺をいただきました。左奥の煙草の箱は、マレーシア人の友達Sくんのもの。嗜好品としてのお酒という選択がないからなのか、煙草を吸う人をたくさん見かけました。喫煙との関係は不明だけど、甘党の男性も多いみたい。


マレーシア人の友達Sくんが注文した細麺。タイにも同じような麺があるけど、こっちはかなり甘い~~~。

全体として、マレー料理はタイ料理よりも、香辛料をたくさん使っているのか香りが良いように思いました。でも思ったほど辛くはなく、砂糖の甘みが強い味付けが多かったです。さらに、かなり油っぽい調理法が多いのだけど、中華料理の脂っこさとはちょっと違うかんじでした。料理油の種類が違うからなのかな ← あ、イスラム教徒に豚は御法度です


この日は火曜日で、すでに夜の10時を回っていたにもかかわらず、レストランは大にぎわい。


聞けばマレーシアのひとたちは、かなりの宵っ張りなんだとか。おまけに1日5回も食事をするらしい。そんなわけで「所変わってもコンセプト変わらず」、やっぱり食い倒れな予感たっぷりにマレーシア旅行1日目の夜は更けていくのでした
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マレーシアの旅(1)

2008-09-04 23:55:30 | マレーシア0808
8月下旬から1週間、友人のnkyを訪ねるためにマレーシアへ行ってきました




ほとんど予習ナシな状態で出発し、機内で『地球の○き方』で基本情報を詰め込んでるあいだに、トランジットの香港に到着。



「パラリンピックもよろしく!なんだなあ」とか「初めての海外旅行は香港で、あのときはボロアパート群に突っ込みそうな着陸にずいぶん興奮したよねえ」とかいうことを思い出しながら、新空港内をうろうろしてみたのだけど、なんかだか、ものすごおおおおく、広いよ、ここ。


このまま歩いていったら地の果てに吸い込まれてしまうんじゃないくらい広い。「広い」という形容詞がはたして正しいのかどうかも分からなくなってしまうくらい、広い。もはやわたしのカメラでは表現不能なデカさ。。。


などと感心しているうちに2時間の乗り継ぎ時間もあっという間に過ぎて、マレーシアの首都クアラルンプール(KL)に無事に到着して、空港でnkyに出迎えしてもらって、観光名所のひとつKLタワーへ直行しました。



マレーシアの第一印象は「明るい笑顔」 見るもの聞くものすべて初めてのことばかりだし、「外国に来た」という実感もちゃんとあるんだけど、心細さや不安がほとんどないのは、空港やKLタワーで会った人たちの笑顔が例外なく明るかったことじゃないかなあ、と思う。もちろん根底には、マレーシア在住歴1年9ヶ月でマレー語ぺらぺらのnkyがいてくれるから安心っていうのがあるんだけど 

このあといよいよ記念すべき「最初の晩餐@マレーシア」



さあ、何を食べようかなーっ

つづく、、、
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