1/99(きゅうじゅうきゅうぶんのいち)

あみものと手仕事と旅の記録

三種三様、多種多様(2)

2006-03-31 20:09:05 | すいかの芽
部屋の条件のひとつに「ネットが使えるように、外線電話を引くこと」を約束
していました。タイでは電話設置に短くても2週間はかかる、あとは際限なく
待つこともある、と聞いたことがあったので「まあ、4月の半ばまでに引ければ
万々歳、でしょ」と思っていました。

いろいろなことにおいて、期待して裏切られる(”裏切られた”というのは実は
自分の勝手な思い込みのことが多いんだけど)よりは、期待しないで出来たら
「やった!」みたいな姿勢でいるほうがラクだということを、ここ数年で学習した
わたし 

なので、入居して1週間ちょっとで外線開通の話が来たときは、とても驚きました。
「ええ、もういいの~?ラッキー」てな具合に。なので、

 F「外線電話を引くために、電話のジャックが2つあるはずだから探せ
  (内線電話(ホテルみたいな仕組みで、外線発信番号を通さないと建物外
   へ電話できない)」
 す「そんなのなさそうだよ。内線用の1つだけだって」
 F「いーや、絶対あるはずだ、キャビネットとかソファの後ろとか」
 す「だって、そんなのわたしひとりじゃ動かせないって」
 F「明日の午前中は家に居るか?一緒に動かすから、待ってろ」
 す「はいはい、わっかりました~。ほな、明日、よろしゅう」

Fが何でも自分の目で確かめないと気が済まない性格らしい、ということはもう
学習していたので、冷静に受け答え 
果たして翌日、案の定、外線用のジャックなどなく(だって15年くらい前の建物
、あるわけないやん。10年前の公務員の家にさえ家電話はなかった)、Fは
「外線工事が必要だな」と納得して帰って行きました 

翌日、部屋の外から中へ電話線をひっぱり込むというプチ工事。
ドリルで”ぶぃん”と壁に穴を開け(あっと言う間でした。薄い?)、管理人室の
配線をいじって、外線電話が使えることが確認できると、何の挨拶もなく帰って
行きました。

 *こんなに美しく、電話線を配置してくれました。なのに…


三種三様、多種多様(1)

2006-03-31 19:28:05 | すいかの芽
さて、これまでの顛末(というほどでもないか)を

今の部屋がすぐ見つかったのは、チェンマイで日本人向けに不動産仲介業をしている日本人女性を紹介してもらったのが、一番大きかったと思います。

前にも書きましたが、タイには”不動産屋”という仕組みがないので、
大家(タイ人あるいは外国人)との直接交渉になるようです。
わたしもそれを覚悟で来たのですが、その女性経営者のお陰でいろいろな
煩雑なことをせずに即入居できたのでした。感謝感謝

「生活してみないとわからない不便や不具合があるので、何かあったら
知らせてください」と言ってくださっていました。なので、例えば
「バスルームの窓が外から丸見え」、「テレビが上手く映らない」などに
「オーナーに連絡取って、どうするかお知らせします」と何事もすぐに
対応してもらえました。ありがたい

で、そのオーナーというのが欧州人で、バスルームのお湯が出なかったのを
即日、自分で修理しに来てくれたり、外線電話がこんなに短期間のうちに
使えるのは、このオーナーのお陰でもあります。Thanks
友人曰く「欧米人は何でも自分で直したりして使えるようにするから、手際が
いいんだ」そうです。

途中からは、オーナーがわたしとの直接交渉の方が話が早い、と思ったらしく
「今から修理に行くから、待ってろ。出かけるなら鍵持ってるから入るし」など
のやり取りもあり、「なんだよー、大家といえども、人の借りてる家に留守中に
入るなんて」など、かなり戸惑いもしましたが、そこは友人にも相談しながら
何とかクリア。喧嘩してもしょうがないし。あー、大人になったなぁ、わたしも…
(と自分で言うな

ここまででも結構な異文化・違う価値観がてんこ盛りで、その場その場で適切な
判断をしなければならなかった。

が!しかし!

「これほどスピーディーに事が運んでいたのは、日本人と欧州人の2つの
文化間のやりとりだったからではないか」ということをすいかは思いしらされる
のでしたそれは(続く)…

*写真は入居時に玄関から一番最初に見えたもの。すいかのマット!
 これぞ運命

そむたむ

2006-03-31 09:50:13 | タイごはん
このレストランは北タイの郷土料理がメインのお店。

北タイではタイ米のほかに、もち米をよく食べます。
このもち米が大変においしゅうございまして
もち米に惚れて、北タイ・リピーターになった日本人も多いはず。
もちろん、わたしもそのひとり、です

真ん中にあるのは、青いパパイヤのサラダ”そむ・たむ”。
左の茶色いのは、”げーん・はんれー”というビルマから来たと
言われているカレーの一種で、日本のカレーに一番似ています。
この2つの間にあるカゴのようなものに入ったのが、もち米です。
手でこねながら、おかずと一緒にいただきます


たー・なむ

2006-03-31 09:40:27 | タイごはん
”たー・なむ”というところで、友人と食事をしました
川べりのオープンテラスに席を取りました。大きな樹が屋根の代わり
になっていて、素敵な雰囲気

でも注文直後に風が強くなり、雨が降りそうになってきたので、
建物の中に移動してお食事しました

許可とりました

2006-03-31 00:51:27 | タイごはん
この日は家から歩いて5分くらいにあるお店での”おひとりさま昼食”でした。
タイ料理はべらぼうにメニューがあるので、どれを選べばいいのかということと、
具やら麺の種類を細かく聞かれるので、ひとりのときはちょっとドキドキします

屋根だけがついた、半分外のスペースと(たぶん空調ありの)ガラスで仕切られた
スペースがある、ちょっと”ちゃんとした”お店、です。

「写真撮ってもいいですか?」と言ったら、「もちろんです」とにこやかに答え
てくれました
「店の様子がわかる方がええよね」などとアングルを考えていたら、
店員さんたちが「写真撮ってるで」とささやきあっているのが聞こえたので、
大急ぎで、この一枚です

この日、トイレに行ったら、注文を受けた店員が「苺ぱん、頼まれてるで」と
わたしと入れ替わりにトイレから出てきた店員に伝え、それを聞いて「あ、ほんま」と、
ろくに手を洗わずに厨房に歩いていくのを見てしまった…
旅行者は氷モノは気をつけた方がいい、と改めて思いました



いちご・ぱん

2006-03-31 00:32:25 | タイごはん
飲み物は、お冷(って死語?)かソフトドリンクです
生果物を氷と一緒にシェイクした”ぱん”という飲み物は、
日本人受けするようです。

わたしも好きで、この日は”すとろべりー・ぱん”を頼みました
苺は比較的最近、タイの市場に出回るようになった果物だからか、
これは初めての味。店員さんが「クリームもつけますか、おいしい
ですよ」というので、「じゃあ、そうしてください」と言ったら
こんなんが出てきました デザートやん!

こんなん飲んでるから、太るねん

ちなみにベストは、すいかのぱん。美味しいですよー

ご期待にお応えして

2006-03-31 00:21:38 | タイごはん
2週間でベルトの穴が2つも移動(大きい方へ)する勢いで増量中って、
すいかは一体なにを食べているのか?と不思議に思う方もいらっしゃる
ことでしょう。

記念すべき初公開はこの一皿
 ”らーと・なー・せん・やい・かい”
米粉で作ったきしめんの2倍くらい太い麺を野菜と炒めて、タイの魚醤
”なむ・ぷらー”ベースのあんかけ麺、です。

やけどしそうなくらい熱々のあんを、ふうふうしながら食べるのが
美味しいです

できたっ!!

2006-03-30 19:50:17 | すいかの芽
報告です~、たった今、自宅でネットを使えるようになりましたっ

あー、
これで時間を気にせずにメールが打てる!
気が散ることなくブログをアップできる!
そして写真を送ることができる!

やった~!!!!!
ここまでたどりつくには、涙涙の物語が…
…というのはウソですが、「あー、外国に暮らすっていろいろな意味で
おもしろい」という過程があったので、また追い追いアップします。
読んでやってくださいね

機械オンチのわたし、設定に格闘すること2時間
へとへとな体と眠気と戦いながら、何がどうなったかよくわかりませんが、
とにかく成功!結果オーライ、マイペンライ

写真は使用しているモデム。
'Customer Type Foreign Customer'と書いてあります。
「”外国人仕様”がすぐに手に入るなんて、日本じゃありえなさそう。
さすがタイ(外国人が多いし、オープンなので)」と
期待したわたしが悪かった…んですよ、ほんとに

とにかくできましたっ!

増量中

2006-03-30 12:04:23 | すいかのたね
タイ料理は、ほんとにおいしいです
日本人のなかでも好き嫌いがあるようで、好きな人は本当に好き
苦手な人の理由を聞くと、
「辛いのがダメ」、
「パクチー(香草)がの臭いがダメ」、
「ココナツがダメ」が大半を占めています(リサーチbyすいか)。
でも、辛くないお料理もたくさんあるし、辛くても加減してもらえるし、
バクチーも注文の時に「入れないでね」といえば聞いてもらえます。
メニューにのってない料理も作ってもらえます。さすが柔軟性の国、タイ

さて、昨年、10ヶ月未満で10kg以上の減量に成功したわたし。
成功の一因は、炭水化物カットでした。大好きなパンを減らし、白飯も控え、
野菜と植物性たんぱく質を多く摂るようにこころがけました。

「ちっちゃなころからおでぶちゃん 10歳で先生に呼ばれたよ 
何のことかと思ったら ”あなたちょっぴり、太りすぎ”」
(”ギザギザハートの子守唄”のフレーズで唄ってみてください

痩せると動きやすくて、体がラクになりました。
食生活を変えたので、リバウンドもないでしょうと思っていたのですが…

タイ、それは世界有数のコメ生産国。主食はコメ。
そして、おかずはコメに合うようなものばかり。麺類も米粉から作ってあります。
炭水化物の宝庫に暮らして、2週間経ったところなのに、すごい太りました。
順調に増量中、です
日本から持ってきた服がすでに、きつい、苦しい…

昨日から自宅での晩ご飯はサラダにすることにしました
でも…
外食の機会も多いし、おいしいタイ料理はそのときにがっつり頂くつもり


こちらに来る機会があったら、一緒においしいもの食べましょうねー

The Kingdom of Thailand

2006-03-25 14:48:39 | すいかの芽
タイの正式名称は、タイ王国。
王室に対する国民の尊敬と畏怖の念は並々ならぬものがあります。

そんなタイで、以前からわたしが関心を持って見ているテレビ番組があります。
それは「本日の王家の方々」(と勝手に名づけている)。
(現在わたしが理解する限りですが、たぶん)国営系の7時台のニュースの
1コーナーになっています。敢えて言うなら「皇室アルバム」のようなもの
ですが、タイの王族は視察や謁見の様子を逐一報道しているようです。

とくに今の時期は大学の卒業式でお忙しいようです。というのも、この国では王族が学生ひとりひとりに卒業証書を手渡しされるのです。それも、一度に1000~2000人単位で! ひとりあたりにかかる時間はほんの一瞬で、王族の方の動きが最小限になるように工夫されてはいるのですが、それでも「腱鞘炎になるのでは…?」と心配してしまうくらいの大変さです。

この卒業証書授与式の写真(受け取っている瞬間を捉えたもの)は、大卒タイ人の家ならたいてい客の目につくところにおいてあります。
この番組を見ていると、王族を迎える国民の態度やしきたりを重視するタイ国民の一面が窺えて大変興味深いです

タイ人の親日感情が他の国と比較して良いのは、日本に皇室制度があること、秋篠宮殿下がタイのナマズ研究でかかわりを持っていることと無縁ではない、というひともいます。
そうそう、タイには不敬罪があるので、こちらに来るときは気をつけてくださいね

テレビが来た!

2006-03-24 14:25:16 | すいかのたね
借りている部屋のテレビが見られるようになりました。
引越してきてからテレビが映らないことがわかって、待つこと数日。
室内アンテナを取り付けてもらったら、(ちゃんとではないのだけど)見られる
ようになりました。

前に住んでいたときは、テレビはもちろんラジオもない生活をしていました。
それはそれでよかったのだけど、滞在も終わりの方になって、テレビやラジオが語学力の向上に果たす役割が大きいことに気づきました(遅いよ) 

現在のところ、聴き取ることまではとうていできませんが、ドラマなどで動きと一緒に会話を聞くと「おお、こういうときはこういうのか」ということがわかります。

さて1年後、すいかはニュースがわかるくらいになっているのでしょうか。
ちょっと楽しみ、ちょっと不安、が交錯しています

夏休み

2006-03-22 14:22:27 | すいかのたね
3月から5月の終わりまで、タイは夏休みです。
子どもたちはどうしているかというと、宿題はあるのかないのか、あってもしなくて良いのか、よくわからん…。

普段から子どもは家事の手伝いをよくします。自営の家では店番をしているのをよく見かけます。昨日、昼食を食べに行った店でも中学生くらいの男の子が愛想良く対応していました

もう少し小さい子は、親の職場について来ます。事務所みたいなところに子どもがうだうだしてたり、は当たり前で、昨日はチェンマイ最大の”高級”デパートの女性店員が売り場を見て歩くその脚に小学生低学年らしき子どもが抱きついて、引きずられるようにして歩いているのを見かけました

先日、日本人の知人3人で食事に行ったときのこと。
ギョウザがおいしい台湾料理店で、ここでも10歳くらいの男の子が店番をしていました。知人のひとりが、メニューの写真を指差しながら「この辛酸スープもおいしかったですねえ…でもご飯にはならないから止めましょうか」と話しながら結局、麺類3皿とギョウザ1皿を注文しました。店番ボーイは、めちゃめちゃ投げやりな態度で、ろくに確認もせず、厨房へ入って行きました。

はたして、一番最初に出てきたのは、「おいしいけど、止めよう」と話していた辛酸スープなのでした。やっぱり…すいかおばちゃんは怪しいと思ってたよ
「これ、注文してないよ」と親か親戚らしき大人の店員に言うと、スープは下げられて向かいのテーブルで店員ボーイが食べて、いや、食べさせられて?いました。

これぞ仏教の国タイでよく言われる「ソムナム・ナー(因果応報)」

お手伝いはちゃんとしましょうね



浴槽を求めて

2006-03-22 14:01:15 | すいかのたね
お待たせしました、すいかの「どーしても譲れない条件」とは…

そう、「バスタブがあること」です。

タイ人は”アップ・ナーム(水浴び)”を少なくとも1日2回します(朝、晩+外出するとき、帰宅時などなど)。朝の挨拶代わりの「水浴びしたか?」に「まだ」と答えると、ばっちい野郎扱いされます。だからしてなくても「うん、しましたわよ、たしなみですもの」な顔して答えます。

一般の住宅でシャワーがついているところは少なくて(ついていても水圧が弱いので、ちょろっとしか出ない)、日本の食堂などで使われている業務用のポリバケツに水を入れておいて、洗面器で汲んで体を洗います。

チェンマイ市内に住んでいる外国人もたくさんいるのですが、西洋人はあまりバスタブを必要としないらしく、せいぜい”温水シャワー”で御の字と思え、という感じです(ほとんどのタイ人は一年を通して、常温の水で水浴びします)。

立地が好条件で、キッチンも温水シャワーも、そして高速インターネットもついている部屋が今の部屋の家賃の半額であったのですが、「いや、やはりバスタブは外せません」とお願いしました

というのも、ここ数年のわたしの健康法は半身浴だからなのです。
冷え性がひどいときや体が不調のときは温かいお湯にゆっくり浸かっていると、あら不思議、元気になります 
旅行やホームステイならば「これもいい経験」だけど、長期に渡って住むなら体力勝負  だから、浴槽だけは欲しかったのです。 

日本からも入浴剤を持参してきました。写真はマリママさんに頂いたオージー土産のユーカリオイルです。肩凝りにとってもよく効きます

「やったー!今日から毎日(は、ちょっともったいないけど)、お湯に浸かれる!」と思ったのもつかの間…お湯が出たのは最初の2日だけ、月曜火曜と様子をみたけど、お湯が出る様子はありません。今は一番暑い時期といえ、夜は20度台にまで下がるので、これでシャンプーは結構つらい… 
また直しに来てもらわなくちゃ…

クイズ大会!

2006-03-20 13:05:16 | すいかのたね
さて、おかげさまで盛り上がりを見せている(?)”すいかの部屋の条件は?”について。その条件はいくつかあって、正解者がいます

条件その1とは、「キッチンがあるところ」。
kimちゃん正解、さすが

タイ人はよく外食をします。
主な理由は「安い」のと「いろいろな種類があって飽きない」から、とか。
家庭持ちの人たちの家には、さすがにガス(プロパン)と冷蔵庫がありますが、一般的なタイの独身者向けの部屋には、キッチンと呼べるスペースがありません。

いくら外食ばかりと言っても、たまには自分の部屋でお茶(…は飲まない。水かジュースかビール)飲んだり、外で買ってきたものを食べたりするようなのですが、そのときに使ったコップや皿をどこで洗うか、というと…(これもクイズになるかな)…お手洗いの洗面台で洗います

9年前にこちらで暮らしていたときは、わたしもそうしてました。
10畳くらいの部屋にキングサイズのベッドがあるのに(脚注1)、なぜか流し台は洗面所にあるだけでした。当時は児童福祉施設に住み込んで、基本的に食事は子どもと一緒に食べていました。なので毎日お皿を流しで洗う、ということはしていませんでした。

でも、今回はオール一人暮らし(?)。面倒臭がりやのわたしなので、毎日自炊します、とは言いませんが「たまには自分で好きなもの作って食べたいやん

というようなわけで、キッチン付きを条件にしていました。
そしてこれはタイ人にとっても、「まあ、探せばあるよね」ということでした。

さてここで問題です。すいかがどうしても外せなかった条件、それはいったい何でしょう 
正解は次号にて! みなさまどうぞ、奮ってご参加くださいませ

 脚注1:単身者のタイ人は同性とルームシェアをしていることが多いようです。たいていの部屋が大きなベッド付きになっているのは、シェアメイトと一緒に寝るためです。