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あみものと手仕事と旅の記録

スコータイ(10)ワット・シー・チュム

2006-07-23 23:43:39 | タイ国内旅行0607
テレビで見て、是非一度本物を見てみたいと思っていたお寺"ワット・シーチュム"。本堂だけで32m四方、と聞いていましたが、敷地がとんでもなく広く想像以上にスケールの大きいお寺でした。

奥に見えるのが、ご本尊(というのかな、タイの仏教でも)。ずい分遠い~。
 
 
だんだん近づいて来ました。仏像が見える隙間は大人が2人通れるかどうかの幅しかなく、厚さ3mの壁に囲まれています。
   


これがご本尊。高さ15m。仏像の周りをとても狭く囲ってある分厚い壁のせいか、圧倒されると同時に下に立つと仏陀の柔和な視線を感じることができて、不思議と落ち着いた気持ちになりました(閉所恐怖症の方はちょっと苦手かも…)。 下の写真はブッタの手。仏像に金箔を貼るという功徳の方法があって、金色のマニキュアをしているようにも見えます。ちなみに、タイ語で"隠れて善い行いをすること"を「仏像の背中に金箔を貼る」といいます。
   

スコータイ(8)これって…

2006-07-18 01:22:42 | タイ国内旅行0607
リュウゼツランじゃないでしょうか? しかも、たぶん花が咲くのが間近な様子。確か80~100年に1度しか花が咲かず、咲いたらその木の寿命が尽きるとき、と昔ありがた~く教えてもらった気がします(わかる方にはわかりますよね?!)。

そんなありがたいはずの木が、この横にももう1本同じような状態で立っていました。やはりここは時間の流れが違うのかしら~

スコータイ(7)キャプテン○?!

2006-07-18 01:17:55 | タイ国内旅行0607
宿泊先の近くで、久々に"タクロー(セパタクロー、とも)"をしている若者を発見しました。むか~し、友達にタクロー(籐のようなもので編んだボール)を蹴らせてもらったのですが、ものすごーく足が痛かった…という懐かしさ(?)で、写真を撮らせてもらいました。

で、で!こんなすごいショットの撮影に成功!拡大してみてください、翼くんもびっくりなオーバーヘッドシュート!!!! スゲー!!!

スコータイ(6)トゥリアン窯跡

2006-07-17 23:02:05 | タイ国内旅行0607
トゥリアン窯跡は発掘された状態をそのまま残して、屋内で保存管理してありました。到着したのが閉館時間を過ぎていたので、「もう見られないかも」と思っていたら、「どーぞー」と見学の許可が下りました(こういうところは、タイのいいところだ)。
焼き物に関する知識が全くないので、本物を見ても図解を見てもイマイチ理解できなかったのですが、どうやらもともと川辺の勾配を利用した簡単な窯が時代を経るにつれて技術が向上していったようです。この窯跡が重要視されているのは、発掘した地層から、どのように技術革新が進んで行ったかが分かるという点にあるようでした(たぶん。よく分からないままです、すみません)。

当時のサンカロク焼き工房では、日常生活用品(水差しや民間信仰儀式に用いる人形など)から中国風の絵付けが施された豪華な花瓶、さらには水道管まで(スコータイ時代には水道設備があったそう)さまざまなものを生産していて、日本にも輸出されていたそうです。
スコータイ県中心部から少し離れたところにSangkhalok Museumがあります。わたしは今回は行かなかったのですが、友人によると陶器に関心がある方には、展示数も多く、大変興味深いミュージアムだったとか。陶器の写真がないのが残念です(興味のある方、ごめんなさい)。

それにしてもこの地層跡、淡路島の震災記念館を思わせるようなかんじで(地層を掘ってるのだから当たり前といえばそうなのだけど)、ちょっと複雑な気持ちになってしまいました…

スコータイ(5)サンカロク焼

2006-07-16 23:10:30 | タイ国内旅行0607
シーサッチャナーライのもうひとつの見所は、サンカロク(Sangkhalok)焼きという陶器の窯跡。「これっていちいち保存管理をしてられないってこと?」というくらい、野ざらしになった窯跡がたくさんありました(記憶が正しければ、その数200ヶ所とか)。それでも(おそらく)考古学的に重要な窯跡がいくつかあって、そのうちのひとつトゥリアン窯に行って来ました(写真はその前にあった屋外の窯跡。これはある程度、原型に近い形に修復されているのかもしれません)。

スコータイ(4)漆喰美術

2006-07-15 14:21:20 | タイ国内旅行0607
スコータイ遺跡の寺院のほとんどが屋根と壁がない状態ですが、それは「タイが暑くてオープンエアの方が快適だから~」なわけではなくて、いろいろな理由で崩れてしまったからです。
これは貴重な残存している壁の一部。宗教的シンボルや自然などをモチーフにした漆喰芸術(っていうのかな?)が見られました。残存している支柱や仏塔なども、ほとんどが漆喰で塗り固められていたと考えられているそうです。

スコータイ(3)シーサッチャナーライ国立公園

2006-07-15 04:11:20 | タイ国内旅行0607
スコータイ県に到着して、初めに入ったのがอุทยานประวัติศาสตร์ศรีสชนาลัย(Si Sachanalai Histrical Park)。スコータイ王朝は、今のカンボジアとビルマ(ミャンマー)にやられっぱなしだったタイ族の初めての国家だと言われています。スコタイ王朝は数百年で滅びましたが、その短期間にタイ文字の原形やスコータイ様式の手工芸・美術など、独自の文化を築きました。

これは公園内の寺院。蓮の蕾型をした仏塔(写真左奥)はスコータイ時代の建築様式なのだそうです。

スコータイ(2)道中の風景

2006-07-15 03:27:08 | タイ国内旅行0607
「連休にスコータイに遊びに行くんだよー」とタイ人の友達に話したら、「洪水に気をつけろ」と言われました。「あー、まあ確かに雨季だしね(チェンライ辺りですでに100人くらいが土砂崩れの犠牲になっている)」とよく意味が分かっていませんでした。
チェンマイを出発して2時間ほどすると、写真のような地平線まで見渡す限りの平野が広がっていました。チェンマイ県を中心とするタイ北部は、周囲を山に囲まれた盆地というのが典型的な風景です。スコータイも北部に分類されているのですが、普段見慣れている景色と違って広々としていました。

幹線道路から離れたところ何ヶ所かで、平野が水浸し=洪水状態になっているのを見て、「ああ、友達が言っていた"洪水注意"ってこのことね」と納得したのでした。通りがかった集落では、雨季の洪水に適応するための典型的な高床式家屋が多く、それぞれの家屋で、雨季に水を蓄えるための大きな水がめ(大人2人は入れるくらいの大きさ。川から離れているので、乾季は主にこの水を生活用水として使う)が置かれていました。久しぶりにチェンマイ県外へ出て、タイの地勢の多様性とそれに合わせた生活様式があるのだということを実感しました。

スコータイ(1)

2006-07-13 14:39:20 | タイ国内旅行0607
スコータイに行って来ました。世界遺産に登録されている街で、約600~700年の寺院等の遺跡が点在しています。いろいろと興味深いものを見聞きすることができました。少しずつ紹介したいと思います。

まずはこれから。歩くブッダの像で、「わたしの教えに従って歩いて来なさい、そうすれば煩悩から放たれますよ」という姿を現しているのだそうです。とても優雅なお姿でした(ちなみに高さ5mほど。大きいっ!)。