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あみものと手仕事と旅の記録

大陸の隣国(1)

2010-05-07 13:02:08 | Seoul, Korea
海の向こうは、大陸でした。

4月中旬に、韓国はソウルまで行ってきました。目的は、今年の初めまでうちの研究室の学生だった韓国人の友達の結婚式に出席すること。

飛行機乗り継ぎで韓国には何度か降り立ったことがあるけれど、旅行するのは初めて。ということで、韓国通のほんしるさんとtatsuねーさんに、ソウル旅行の極意を伝授していただきました。お二人からは具体的なお店やスポットのほかに、下のサイトを紹介していただきました。

ソウルナビ
http://www.seoulnavi.com/
コネスト
http://www.konest.com/data/home.html

1日目は、朝イチの飛行機で韓国へ。
「腹が減っては戦ができぬ!」ということで(?)、ホテルのレストランで昼食。


これが噂に聞いていた、「黙っていてもどんどん出てくる突き出し」。

メインはピビン麺。

辛ウマウマ辛 あー、写真を見ただけでもう一度食べたくなる

昼食後、貸し切りのワンボックスカーでソウルの街を駆け足で観光。

初めは、南山コル韓屋村。


韓国の昔の貴族と庶民の暮らしを再現した建物や調度品を見学することのできる公園のようなところ。


ここで、韓国の床暖房「オンドル」が、なぜ中国や日本にないのかという説明を聞きました。昔のオンドルは石を薪を燃やして暖めていたのだけど、その石が韓国でしか採れないのだそう。「あんなに便利なものを取り入れなかった日本人のばかー」と、長年思っていたのだけど、そんな理由があったのね

続いて世界遺産である宗廟へ。朝鮮王朝歴代の王と王妃が祀られているところ。

ハングルの看板。街中で目にする文字は、当然ながらハングルが基本(英語と、ヘンな日本語もあるけど)。で、街を歩いていると「なんか、どこかヘン」という違和感があって、それは自分が見ているものが文字であることは分かるのに、それが読めないせいだったんじゃないかと思います。これにはほんとに最後まで慣れなかったなあ。


霊廟までつづく石畳の道。真ん中は、先祖がお通りになるので、王様でさえ歩いてはいけないとされています。観光客も立ち入り厳禁。これは先祖、長幼の儀を重んじる儒教の影響だとか。

他にも、韓流ドラマ「チャングム」のような女性の髪型にも儒教の影響が現れていることを、ガイドさんに教えていただきました。あの徹子ちゃんもびっくりな巨大&三つ編みヘアスタイルは、カツラではなく自前の髪で結ったものだったのだそうで、それは、両親からいただいた身体に傷をつけてはならない→髪も身体の一部だから切ってはならない、とされていたのだそう。こういった儒教は、いまも韓国人の生活様式、思考パターンに根強く残っているようです(なのに、顔はもちろん、聞くところによると手相まで整形してしまうというののは、なぜなんだろう??)。


正殿。ガイドブックによると、単一の木造建設物としては世界最大規模。

お次は、昌慶宮へ。ここは絢爛な建物もさることながら、風水に基づいた石像や建造物の配置が興味深かったです(たとえば、火事を除けるための水瓶の配置とか)。

中国との関係が見て取れる、龍のモチーフ。全体的に色鮮やか。

最後に、イ・ミョンバク大統領の自宅がある高級住宅地区、北村韓屋村へ。

1960年代頃に建てられた住居が多くて、レトロな雰囲気が素敵。

夕食は、韓国伝統料理の「山村」で。

これはコースの一部。精進料理なんだけど、適度に油を使っているためか、食べ応え十分です。とにかくお野菜がたくさん食べられるのがうれしい。

ガイドさんがたいへん日本語が上手で、歴史にも詳しく、わたしたちの質問にもしっかり答えてくださって(最後には、夕食のレストランまで連れて行ってくださった!)、大満足な1日目でした

おまけ。

イ・ビョンホンに会いました
コメント (3)
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