6月23日(木) 読み合わせ会
会を重ねる毎に読む力がついて速度も上がってきました。初めのうちたどたどしかった読みっぷりが、この頃は随分スムーズになってきました。あと2回ほどで初編は読了できます。
今日は会員の平井さんが一文銭を人数分持参され、私も1個いただきましたました。「膝栗毛」にはやたらと銭勘定tが出てきます。茶店で餅を食えば5文、馬に乗れば100文、駕篭に乗れば200文というふうです。ですから銭と円の比較論が絶えず出されるのですが、これにはなかなか答えられません。
そんなことに触発されてか平井さんが、例のヤフーオークションで一文銭を買ってこられました。皆さんには初めて見る銭でした。文というのは例えば一文無し、早起きは三文の得というような慣用句で知ってはいるので、これがあの一文銭かというある種の感慨に打たれましたが、ヤフオクでは一文150円程度だそうです。
「この一文銭明治維新後いつ頃まで流通したと思いますか・・?」意表を衝く平井さんの問いに誰も正解を出せませんでした。驚くなかれナント昭和28年まで遣えたそうです。そう言えば私のこどものころ10銭、50銭のコインがあったことを憶えています。その当時1文は1厘という最小の通貨だったそうです。イヤー勉強になりました。
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