べんりや日記

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村上市 町屋の屏風まつり

2009-09-11 19:44:04 | 伝統構法について
昨日から開催されている「屏風まつり」へ行ってきました。
村上の町屋は殆どが古民家で、町興しとして雛人形を飾ったり、屏風を飾ったりしています。この日は、平日にもかかわらず、新潟市や関東方面の観光客が多数訪れ、屏風を飾った町屋を堪能していました。

私はといえば、午前中、「越後の匠の家普及協議会」にて村上市の「塩谷」の古民家調査に来たのですが、午後は村上市街地の町屋探求に赴き、丁度「屏風まつり」のイベント中で、堂々と店の中に入れるので、古民家の仕様がまじまじと見れました。



美しい町屋が建ち並ぶ村上市街地


こんな風に座敷に屏風を展示している店が点在します



店の中から外を望む・・
暗がりに明るい光が入ってきて、「いい感じ」です。


見上げれば、梁や中引きが交差する小屋組みが表しになっています。
障子の存在が引き立ちます。


小屋の明り取りから陽が差し込んできて、梁を照らしています。



どこか、懐かしいな~と思っていたら、私の作ってきた家に似てました。
昔ながらの家作りが私のDNAに刻まれている・・古民家はその家作りそのもので、携わる家は、やっぱり昔ながらの家になってしまう。
でも、全くの伝統様式ではなく、現代風にアレンジしているのでしょう。

私の作る家が「落ち着く」と誰もが感じるのは、この古民家がルーツだったからなのかも知れません。
日本人のDNAに昔からの家が刻まれていて、何故か引き寄せられ、懐かしさや落ち着きといった感じが沸いてくるのかもしれません。


大工~伝統技術について・・
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