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配筋~基礎完成 新潟市南区A邸

2011-12-17 12:09:09 | 新潟市南区A邸(越後杉)
新潟市A邸の基礎工事です。



配筋の終了した状態
このタイミングで、配筋検査を行います


コンクリート打ち込み終了


立ち上がりの型を組んでいきます


所々、通気や人通口の型があります。


通し柱は5寸落とすので、このように型を組みます
今回の通し柱は6本あります


立ち上げのコンクリートを打ち込みます


養生期間が終了し、型を取って天端を水平に仕上げます


基礎工事終了
土台敷きを待つのみとなります


今回の構造も「伝統構法」で通し柱を土台よりも5寸落とす工法なので、基礎もその形状になります。
通し柱の部分は、一角、5寸下げる型を起こしています。

通し柱に土台を差して、土台をアンカーで固定することで、ホールダウン金物が必要ないように壁計算を行っています。現在の法制度のまま実行すると、金物で雁字搦めになる在来工法ですが、極力、金物を使いたくないので、こういった工夫を随所に盛り込まなければなりませんし、そのための根拠を計算で示さなければなりません。

中越地震の時、ホールダウン金物に集中した荷重により、基礎が割れたという報告がありました。地震時の引き抜き抵抗の計算は木造部には行われていますが、コンクリート基礎にも行い、施工を行わなければなりません。
ホールダウン金物の取り付く一点に、10トン~25トンの荷重がかかるわけですから、その対策も考えておく必要があります。



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