文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

私がアトリを最初に見た(知った)のは、京都府立植物園の向日葵畑、背の高い向日葵に一羽の見慣れない鳥がいた。

2024年12月30日 09時46分31秒 | 全般
アトリの事。
私がアトリを最初に見た(知った)のは、京都府立植物園のひまわり畑、背の高い向日葵に一羽の見慣れない鳥がいた。
カメラを向けた私を向こうも凝視している。
暫く見つめ合った後に、隣の府立大学・境界に在る大きな木に移っていった。
帰宅して検索してみた。それが最初の出会いだった。
それからは訪れる度に彼らを撮った。
最初は一羽だったのが2羽、3羽と増えていった。
アトリは渡り鳥である。
或る日、当初、夢中になって追いかけていたカワセミが出没する池に在る東屋の前でカメラを構えていた時、目の前に…正に目の前、手を伸ばすだけで届く距離にアトリの大群が入れ替わり立ち代わり現れた。
隣に現れたご婦人は「うわー凄い!こんなの見たことがない!」と言って連写していた。
私は、この時、彼らは、渡る前に、私に挨拶に来たのだなと確信した。
何故なら、本当に、数え切れないほど、私は向日葵に飛来する彼らを撮り続けていたからである。
間違いなく、彼らは、私を認識していたはずである。
ましてやバーズアイの持ち主たちである。
彼らの鳥瞰からすれば狭い園内のどこに私がいるかなど、毎日、お見通しだったはずである。
後にも先にも、あれほど、目と鼻の先に、撮りたい野鳥が大挙して現れた事はない。
一定の距離では、或る年、年100回も訪れて春夏秋冬、撮影していた嵐山・天龍寺の庭の、百花苑に、突然、一団が現れた。
嬉しさのあまり、上ずって、殆どピントを合わせられなかった程に。
これと同様の事は、数年前…まだ野鳥とみれば時間も忘れて撮影していた頃、紅葉が見頃になった東福寺でも遇った。
驚くと同時に嬉しさが込み上げてきた私は、全員が紅葉にカメラを向けている中で、ただ一人、地面に飛来したアトリの一団にカメラを向けていた。この時も気持ちが上ずってしまい、ピントが殆ど合わなかった。
こんな時こそ連写モードにすれば良いのに、私は、なぜか、いつも通常通りに撮ろうとするのである。いつも「後の祭り」で気が付く。

一昨日、清水から青蓮院に行った時、全く予想外に、アトリに遭遇した。
今は、全く野鳥を撮ろうとしていない私…だから望遠も大して効かないレンズを装着している…からは、野鳥大好きオーラは全く出ていない。
以前とは違い、彼らは、気づいた私が、カメラを向けようとした瞬間に飛び去ってしまった。


【フランス語】愛の讃歌 (Hymne à l'amour) (日本語字幕)  

Edith Piaf - La vie en rose (Audio officiel)


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