文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

プロ野球、メジャーリーグが、一流の中の一流の選手達の舞台である事を知らないマスメディアと監督

2023年05月28日 10時24分02秒 | 全般

今日の試合の結果は知らぬが、交流戦前の重要な戦いだった巨人VS阪神で、巨人が2連敗し、3連敗もあり得る結果になっているのは、初戦の6回、無死1塁で、あろうことか、3番、秋広にバントを命じた原の采配にある。
巨人は阪神戦の前に、やっと勝利パターンらしきものが出来上がりそうな状態で、連勝の流れにあった。

あの時、解説をしていた藤川球児は、無死一塁、打者3番秋広の場面を迎えて、ここが試合の分かれ目、と、「勝負眼」のサインボードを挙げた。
だが、バントのサインが出たのを見て、即座に、これをひっこめた。
私は長嶋以来の巨人ファンだが、近年は、今回の様な繰り返しである。
今回の甲子園での巨人VS阪神3連戦は、好天気が予想されていた事もあって、とても楽しみにしていた。
やっと出てきた巨人の勢い(投手陣の安定と、坂本・丸の復調、秋広の開眼、岡本はWBCでメジャーが狙う一流に昇華した等)が阪神を凌駕するとの確信もあった。
なぜなら、本来の打線の力は巨人のほうが上だからである。

だが、あの、近年の巨人の低落をもたらしてきた原の強権的な采配…自分の権力を見せつけるための采配と言っても過言ではない…で、巨人の勢いは断ち切られた。
これでは今回の阪神戦は3連敗もあり得る…私の今期の巨人に対する期待は、例年通り、たちまち50%にしぼんだ。
以来、巨人戦を楽しみに観る気持ちも、例年通り、50%に低下した。
今日は、巨人VS阪神は、全く頭にないと言っても過言ではない。

今日の楽しみは、10時半からのスカパーでの大谷先発試合。
更には、やっと指のマメか爪の治療が終了し、本日先発する佐々木朗希の試合。
両者とも、念のために、録画している事は言うまでもない。
愚劣なマスメディアは、日本の政治、経済、外交に信じがたいほどの大損失を与えてきただけではなく、プロ野球においても、「原巨人」などと称して、選手ではなく、原にスポットを当て続けてきた罪は大きいのである。
なぜなら、巨人ファンの熱を、これでもかとばかりに、吹き飛ばして来たからである。

原は高校野球の監督が一番ふさわしい。
彼の強権的な体質は、日本の高校野球には一番ぴったりだろう。

メジャーリーグでは、監督は「高額年棒選手たちの乳母役」との揶揄的なたとえがあるように、徹頭徹尾、主役は選手たちであって、監督でなど、あるわけがないのである。
日本のメディアだけが、プロとは何か、プロとは一流の中の一流の集まりである、そんな小学生レベルの認識を、政治・経済・外交に対してと同様に、持ち合わせていない。
かつて、本当の一流でもなかった監督が、強権を振るうなどということは、メジャーリーグでは逆立ちしてもあり得ない。

 


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