昨日、今日とお天気に恵まれた週末、
今まさに紅葉シーズンとあって、
お出かけした方もきっと多いでしょうね。
私も「紅葉の富士山絶景めぐり」というバスツアーに参加してきました。
これから鋭意写真チェックに取りかかりますが、
今日は、
このブログに頻繁に登場している「謙信平」とはどんなところか、
ちょっとご紹介したいと思います。
まず名前の由来から。
越後から遠く離れた、
ゆかりのなさそうなこの地に
なぜ「謙信」の名がついているのか、
不思議ですよね。
太平山麓に「大中寺」という古刹があります。
上杉謙信と北条氏が和議を結ぶことになり、
和議の場となったのが大中寺で、
その際、軍馬の鍛錬をするため太平山に登った謙信が
関東平野を一望し、
感嘆した場であったことから、
「謙信平」と呼ばれるようになりました。
謙信平は、眺めの良さとともに
市民にとって春は桜の名所、
秋は紅葉の名所として親しまれています。
カップルには、
ロマンチックな夜景の名所でもあります。
数軒の茶店があり、
上の写真のように、
関東平野を見下ろしながら
花見や紅葉狩りができる桟敷席が茶店ごとに設けられています。
謙信平でのお花見などに欠かせないのが、これ。
太平山の三大名物、焼き鳥・卵焼き・だんご。
謙信平を訪れたら、
ぜひ見てほしいものがあります。
若い方には馴染みのない名前かもしれませんが、
文豪の山本有三は栃木市の出身。
謙信平に文学碑があります。
「たったひとりしかない自分を、
たった一度しかない人生を、
ほんとうに生かさなかったら、
人間、うまれてきたかいがないじゃないか」
『路傍の石』のこの一節。
ドキッとする方は、
多いのではないでしょうか。
そこのあなたも(笑)
これを目にするたび、
私もギクッ
そうだった・・・と反省して、
喝を入れることになります。
ちなみに、
蔵の街大通りには「山本有三ふるさと記念館」があり、
愛用の机や直筆原稿などが展示されていますので、
蔵の街散策の折にはぜひ寄ってみてくださいね。
(近くの近龍寺には墓所があります)
ついでに触れます。
タイムリーなところでは、
昨日公開された映画『くじけないで』のモデルである、
詩人の柴田トヨさんも栃木市出身です。
トヨさんの詩に登場する「幸来橋」は、
先日の歌麿まつりの際、
私が立っていた橋。
あの巴波川(うずまがわ)の風景は、
トヨさんの思い出の風景なのですね。
さらに触れるならば、
‘孤高の日本画家’田中一村も栃木市の出身。
別のお寺に一村の墓所があります。
話が謙信平から離れましたけど、
語り出したら、
ネタに困らないほど
興味深い街である我が地元ということで。
バスツアーフォトが加わり、
紅葉フォトがだんだん収拾つかない状態になってきました。
今週は、たぶん紅葉フォトウィークです。
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