気が重いよ…伊那篇

落ちるところまで落ちた男の日記

あすなろでランチ・チキンソースかつ丼

2016-02-24 19:14:55 | かつ丼
辰野町へ行く途中、お昼ご飯に寄ったのは、「日本料理・あすなろ」です。
今日の日替りランチから、「チキンソースかつ丼」(税込700円)を頼みました。
700円で鶏肉ではありますが、ソースかつ丼を食べられるのは貧乏人には嬉しい限りです。
あすなろのランチは、全部定食になっています。
メインのチキンソースかつ丼に、白菜とエビの旨煮・野沢菜漬・味噌汁・コーヒー、これだけの品数がセットで付く豪華版です。







チキンソースかつ丼、例によってフタが閉まりません。
山盛りのキャベツに、3枚のチキンかつが立て掛けられています。
あすなろの鶏肉は、旨いと定評があります。
名物が「山賊焼き」ですからね~。
チキンかつ、揚げてありますが、凄くジューシーで肉汁いっぱいであります。
パン粉は、キメの細かい乾燥パン粉。
ソースだれは、醤油を感じる甘辛のサラサラ。
これですよ!
これが、私が理想としているソースかつ丼です。







小鉢の白菜とエビの旨煮もご飯に合う一品です。
白菜とプリプリのエビが、胡麻油が効いた出汁で味付けられています。
赤いものが振り掛けてありますよね。
これ乾燥した小エビ(サクラエビ?)です。
憎い演出ですよね。

あ~美味しかった。
コーヒーに手を付けようとしたときです。
1人の中年男性が、私の隣に座りました。
「お~、山下じゃん!」とその男性は私に呼び掛けて来ました。
「俺、山下じゃねーし。お前Nだろう?久し振り~」と私。
(山下というのは共通の友人の名前)
「ごめんごめん、鈴木だった」
このNという男、高校の隣のクラスにいた旧友です。
竜東地区では、ちょっとした名物男であります。
とにかく、声と態度がでかいのです。



「鈴木よ~、お前、高校の体育の授業で、先生に誉められたことあったよな~。サッカーの授業---」
私、運動オンチで、体育の授業が嫌で仕方ありませんでした。
しかも、サッカーなんて苦手も苦手。
「覚えてねーの?ほら、転んだとき---」
思い出しました。
皆さん、笑わないで聞いてください。
今から36年前の高校1年生のとき、D組とE組の男子は一緒に体育の授業を行っていました。
サッカーの授業で、試合中、珍しく私の前にボールが転がって来たのです。
ボールを蹴ろうとしたら、駄目ですね、ピエロの曲芸のように、ボールの上に載っかっちゃいました。
そうなると、真後ろに転倒するしかありません。
私は、後頭部から地面に勢い良く落ちました。
それで---。
はい、まったく無事だったのです。
それは、中学校の体育の授業で、柔道を習っていたからであります。
要するに、とっさに受け身が出たのです。
後ろ受け身というヤツ。



そんな恥ずかしい場面で、プレーが止まり、体育の先生が「鈴木はとっさに受け身が出て凄いなぁ---」みたいなことを言ったのです。
私は、ただ赤面するだけ。
誉められても、ちっとも嬉しくありませんでしたね。
そんなことでプレーを止めてしまい、申し訳無さでいっぱいでした。
しかし、Nはホンの些細な他人が誉められたこと、良く覚えていたなぁ。
36年前の話ですよ---。
私は、羞恥心から忘れることが出来ません。


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