いよいよ三成が動きました。ここで、西軍は、会津へ出かけた諸大名の妻子を人質に取る作戦をとりますが…。
⑧ 細川ガラシャ事件
明智 珠は明智光秀を父にもつ、いわゆる逆臣の娘。夫・細川忠興は、幽閉しながらも大切にしていました。大阪に戻った珠は入信し、夫に内緒で洗礼を受けます。そこで秀吉が出したのがバテレン追放令。忠興は改宗した次女を追い出します。夫に言うべきか、黙っているべきか…。
そこで三成の人質作戦。珠は、愛する夫・忠興の足手まといになるのを避けるために、死を選びます。自殺を禁じているキリスト教徒として、家臣に我が身を槍でつかせ、屋敷に火をつけさせるのです。
父の謀反、洗礼と追放、人質と、時代の波に翻弄されながらも強く生きた悲劇のヒロインとして、いつまでも語り継がれる事でしょう。
⑨ 小山評定
7月17日に挙兵宣言をした西軍は、19日に伏見城を攻めます。関ヶ原の実質的な開戦です。守るは徳川家の重臣「鳥居元忠」。三河武士の代表的存在の鳥居元忠も、20倍以上の相手軍に奮闘むなしく戦死します。
その報が伝わった家康は、小山で軍議を開きます。ドラマではよく名場面になるこの小山評定。家康の「進退は自由」と言う言葉にも、真田昌幸以外は家康についていく事を約束します。
ここが家康の人心掌握の上手いところ。秀次事件以後、豊臣家臣の多くの心を惹きつけたことが形にでます。会津遠征軍が、そのまま東軍に転じた瞬間です。
小山評定は、家康の人定めの場でしたが、家康自身が定められた場でもあったのです。
この後、細川ガラシャの死の話に涙し、勝利のための結束を固めていきます。
西軍とは、明らかにモチベーションが違うのです。
⑧ 細川ガラシャ事件
明智 珠は明智光秀を父にもつ、いわゆる逆臣の娘。夫・細川忠興は、幽閉しながらも大切にしていました。大阪に戻った珠は入信し、夫に内緒で洗礼を受けます。そこで秀吉が出したのがバテレン追放令。忠興は改宗した次女を追い出します。夫に言うべきか、黙っているべきか…。
そこで三成の人質作戦。珠は、愛する夫・忠興の足手まといになるのを避けるために、死を選びます。自殺を禁じているキリスト教徒として、家臣に我が身を槍でつかせ、屋敷に火をつけさせるのです。
父の謀反、洗礼と追放、人質と、時代の波に翻弄されながらも強く生きた悲劇のヒロインとして、いつまでも語り継がれる事でしょう。
⑨ 小山評定
7月17日に挙兵宣言をした西軍は、19日に伏見城を攻めます。関ヶ原の実質的な開戦です。守るは徳川家の重臣「鳥居元忠」。三河武士の代表的存在の鳥居元忠も、20倍以上の相手軍に奮闘むなしく戦死します。
その報が伝わった家康は、小山で軍議を開きます。ドラマではよく名場面になるこの小山評定。家康の「進退は自由」と言う言葉にも、真田昌幸以外は家康についていく事を約束します。
ここが家康の人心掌握の上手いところ。秀次事件以後、豊臣家臣の多くの心を惹きつけたことが形にでます。会津遠征軍が、そのまま東軍に転じた瞬間です。
小山評定は、家康の人定めの場でしたが、家康自身が定められた場でもあったのです。
この後、細川ガラシャの死の話に涙し、勝利のための結束を固めていきます。
西軍とは、明らかにモチベーションが違うのです。