１月２６日の社説は・・・

何といっても、イスラム国での人質殺害でしょう！

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・　「イスラム国」人質事件―暴挙に立ち向かう連携を

読売新聞
・　邦人人質新映像　残虐非道な行為を非難する（2015年01月26日）
・　ピケティ現象　格差拡大は資本主義の宿命か（2015年01月26日）

毎日新聞
・　日本人人質殺害　許せない冷血の所業だ

日本経済新聞
・　人命弄ぶ「イスラム国」の蛮行を非難する
・　中国は資源輸出の是正急げ

産経新聞
・　人質殺害画像　卑劣な蛮行を許さない　対テロで国内外の結束強めよ
　
中日新聞
・　できること全て尽くせ　日本人人質事件　

※　全社が人質事件を取り上げました。

朝日です。
「アラブ、欧米を中心にした反過激派の連帯の中で、日本も多様な取り組みを重ねたい。多くの国を巻き込んだ協力態勢の中で、捕らわれた人たちが元気な姿で戻って来ることを望む。」

毎日です。
「日本は長年にわたるアラブ・イスラエル紛争も含めて中東の諸問題に是々非々で臨んできた。平和的で「公平、公正」な対応を取れることこそ日本の無形の財産だ。人質殺害に殊更浮足立つことなく、長い歳月をかけて培ってきたものを大事にしなければならない。」

他社も同じような内容です。


読売は、「ピケティ現象」を取り上げました。

「欧米を中心に２００年以上の税務統計を分析したところ、株式や不動産などの資産から得られる利益の伸びが、賃金上昇率を上回っていたことが分かったという。
　ピケティ氏はこうしたデータを根拠に、将来にわたって資産家への富の集中が続き、貧富の差は拡大していくと結論付けた。」

「成長の恩恵を受ける富裕層と、取り残される低・中間所得層という単純な図式を掲げ、バラマキ策を唱えるのは無責任だ。教育や職業訓練の充実など、努力すれば所得を向上できる機会を広げる政策にこそ、力を注ぐべきである。」

資本家に財産は集まり、格差は広がり続けるというのがピケティ現象です。


格差の指標がジニ係数です。


出典　http://finalrich.com/sos/sos-economy-world-oecd.html

この表を見ると日本は中間ぐらいですが、この１０年で急速に上がっています。

「自由」と「平等」は相反します。
経済的な自由は、大きな経済格差を生み出します。

どこで折り合いを付けるのか、それが大人の知恵であり社会の理性なのです。