台風一過。テーマは分かれそうです。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 日朝協議―果敢な交渉で主導権を
・ 安保論議―「明白な危険」は明白か
読売新聞
・ 日中「海上連絡」 偶発的衝突の回避に不可欠だ(2014年10月07日)
・ 大学中退調査 経済的な負担を軽くしたい(2014年10月07日)
毎日新聞
・ 夜間中学 まず「1県1校」実現を NEW (2014年10月07日)
・ 再生エネの普及 国は民間任せにするな NEW (2014年10月07日)
日本経済新聞
・ 原子力規制委はもっと自らの言葉を持て
・ 地域の知恵競う地方創生に
産経新聞
・ 北の「外交攻勢」 拉致解決と核放棄が先だ
・ 大学ランキング 世界で競う独創性育もう
中日新聞
・ 派遣労働見直し 雇用の劣化許されない
・ 働く人の権利 勇気の訴え孤立させず
※ 教育関係が、読売、毎日、産経と並びました。
ここでは、毎日の「夜間中学」を取り上げます。
山田洋次監督の映画『学校』シリーズ第1作が、夜間中学を取り上げたものでした。
「何らかの事情で義務教育を終えられなかった人のための夜間中学を全国的に拡充しようという動きが出ている。これを推進しようという超党派の議員連盟が発足、最低でも各都道府県に1校開校する方向で次期通常国会に議員提案する構えだ。
夜間中学、正式には「中学校夜間学級」は、戦後の混乱期に開設されたのが始まりだ。中学校の2部授業という位置づけで、学校教育法施行令に基づき設置されている。昨年9月現在で、大阪、東京、神奈川など8都府県に31校あり、約2100人が在籍しているが、潜在的な需要者は数十万人にのぼると見られ、開設のない自治体や自主運営グループなどから増設の陳情が多く出ている。」
「授業をのぞかせてもらった。午後5時半から8時50分までの40分刻みの1日4時限授業。途中入る30分間の給食時間はにぎやかだ。生徒10人程度に1人の先生がつく少人数学級のためか、生徒たちの熱心さが伝わってきた。教師の中には昼より夜間中学を志望する人もいる、という。」
愛知県では、公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団が設置しています。
授業日時 週3回 (原則 月・水・金) 午後6時~午後8時30分
授業場所 愛知県教育会館3階 他
修業年限 2年
授業料 無料
教科書 名古屋市内公立中学校で使用されているもの(無償で支給)
上記の例と授業時間数、曜日、修業年数も違うので、いろいろあるかもしれません。
「一方で、夜間中学の現場も大きく変化している。定住ないし就労ビザ、家族ビザの外国人労働者やその子どもたちが利用するケースが急増しているのだ。例えば、都内のある夜間中学は、生徒数68人を国籍別にすると、ネパール36、中国11、フィリピン4、インド3、バングラデシュ、タイ、ミャンマー、トルコ各1という多彩さ。日本人は10という構成だった。年齢は15〜19歳が44人と多い。外国人の入学資格は、母国での就学年数が9年に満たない者で、入学相談の折に必ず短期ビザでないことをチェックする。」
愛知県でも、大半が外国人と聞いています。
「1県1校の夜間中学拡充構想については、すべての国民に教育を受ける権利を保障する憲法26条の趣旨からして賛成したい。
ただ、外国人生徒急増をどう考えるか。外国人の義務教育に税金をあてることについて国会できちんとした議論をして、その意義を明確にしてもらいたい。」
現実の中学校では、3年間登校しない生徒に、卒業証書を出しているところと出していないところがあります。
なぜ卒業証書を出すのか?
高校で学びなおすチャンスを与えるのです。
それでは、なぜ出さないのか?
夜間中学への入学資格を残すためです。
夜間中学は、中学校卒業生は入学できません。学びたくても、卒業すると資格がなくなるのです。
夜間中学が1県1校になるのなら、中学校の卒業証書のあり方も見直さないといけません。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 日朝協議―果敢な交渉で主導権を
・ 安保論議―「明白な危険」は明白か
読売新聞
・ 日中「海上連絡」 偶発的衝突の回避に不可欠だ(2014年10月07日)
・ 大学中退調査 経済的な負担を軽くしたい(2014年10月07日)
毎日新聞
・ 夜間中学 まず「1県1校」実現を NEW (2014年10月07日)
・ 再生エネの普及 国は民間任せにするな NEW (2014年10月07日)
日本経済新聞
・ 原子力規制委はもっと自らの言葉を持て
・ 地域の知恵競う地方創生に
産経新聞
・ 北の「外交攻勢」 拉致解決と核放棄が先だ
・ 大学ランキング 世界で競う独創性育もう
中日新聞
・ 派遣労働見直し 雇用の劣化許されない
・ 働く人の権利 勇気の訴え孤立させず
※ 教育関係が、読売、毎日、産経と並びました。
ここでは、毎日の「夜間中学」を取り上げます。
山田洋次監督の映画『学校』シリーズ第1作が、夜間中学を取り上げたものでした。
「何らかの事情で義務教育を終えられなかった人のための夜間中学を全国的に拡充しようという動きが出ている。これを推進しようという超党派の議員連盟が発足、最低でも各都道府県に1校開校する方向で次期通常国会に議員提案する構えだ。
夜間中学、正式には「中学校夜間学級」は、戦後の混乱期に開設されたのが始まりだ。中学校の2部授業という位置づけで、学校教育法施行令に基づき設置されている。昨年9月現在で、大阪、東京、神奈川など8都府県に31校あり、約2100人が在籍しているが、潜在的な需要者は数十万人にのぼると見られ、開設のない自治体や自主運営グループなどから増設の陳情が多く出ている。」
「授業をのぞかせてもらった。午後5時半から8時50分までの40分刻みの1日4時限授業。途中入る30分間の給食時間はにぎやかだ。生徒10人程度に1人の先生がつく少人数学級のためか、生徒たちの熱心さが伝わってきた。教師の中には昼より夜間中学を志望する人もいる、という。」
愛知県では、公益財団法人愛知県教育・スポーツ振興財団が設置しています。
授業日時 週3回 (原則 月・水・金) 午後6時~午後8時30分
授業場所 愛知県教育会館3階 他
修業年限 2年
授業料 無料
教科書 名古屋市内公立中学校で使用されているもの(無償で支給)
上記の例と授業時間数、曜日、修業年数も違うので、いろいろあるかもしれません。
「一方で、夜間中学の現場も大きく変化している。定住ないし就労ビザ、家族ビザの外国人労働者やその子どもたちが利用するケースが急増しているのだ。例えば、都内のある夜間中学は、生徒数68人を国籍別にすると、ネパール36、中国11、フィリピン4、インド3、バングラデシュ、タイ、ミャンマー、トルコ各1という多彩さ。日本人は10という構成だった。年齢は15〜19歳が44人と多い。外国人の入学資格は、母国での就学年数が9年に満たない者で、入学相談の折に必ず短期ビザでないことをチェックする。」
愛知県でも、大半が外国人と聞いています。
「1県1校の夜間中学拡充構想については、すべての国民に教育を受ける権利を保障する憲法26条の趣旨からして賛成したい。
ただ、外国人生徒急増をどう考えるか。外国人の義務教育に税金をあてることについて国会できちんとした議論をして、その意義を明確にしてもらいたい。」
現実の中学校では、3年間登校しない生徒に、卒業証書を出しているところと出していないところがあります。
なぜ卒業証書を出すのか?
高校で学びなおすチャンスを与えるのです。
それでは、なぜ出さないのか?
夜間中学への入学資格を残すためです。
夜間中学は、中学校卒業生は入学できません。学びたくても、卒業すると資格がなくなるのです。
夜間中学が1県1校になるのなら、中学校の卒業証書のあり方も見直さないといけません。