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岐阜大学教育学部附属中学校中間報告会

2015-06-22 05:54:36 | 日記
昨日は、岐阜大学教育学部附属中学校中間報告会に参加しました。

ここ10年ほど、毎年訪問しています。

魅力は、学習指導要領にとらわれない大胆な発想です。

研究テーマは、新しい時代を生き抜く生徒


サブテーマが、 「汎用的な能力」の育成と「建設的相互作用」を生み出す授業を目指して

難しい言葉です。

それでは、「汎用的な能力」とは何でしょうか?


自ら課題を発見し解決する力
他者と協働するためのコミュニケーション能力
物事を多様な観点から論理的に考察する力


昨日、デンソーの人事部長さんが言っていたことに似ています。
学校では、子どもたちに、このような力を付けることを求められているのです。

それでは「建設的相互作用」とは?
私は初めて聞いた言葉です。次の3つだそうです。


可 搬 性:学習成果が、将来必要になる場所と時間まで「もっていける」こと
活用可能性:学習成果が、必要になった時にきちんと「使える」こと
持続可能性:学習成果が、修正可能であることを含めて、「発展的に持続」すること


このあと、岐阜大学の田中先生から、指導高評がありました。
切れ味の鋭い指摘でした。



その他の印象です。

・音楽で、NHK「風林火山」のテーマを使用していた。おもしろい。
・国語では、批評文を推敲する視点を教えた上で、推敲させていた。
・美術の作品のレベルがとてもたかい。前時までのようすがカラー印刷されていたが全クラスで毎時間行うのか?
・社会科の思考の視覚化は賛成である。
・剣道のこうした研究授業は始めて見た。
・教室名の授業案内がよかった。
・以前からだが、道徳の資料名が月間予定に明示され、その授業の板書が教室に掲示されている。すごい!

まだまだあります。
とても刺激受けました。

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