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軍師官兵衛を見終えて

2014-12-31 08:38:30 | 日記
NHK大河ドラマ『軍師官兵衛』クランクアップ取材会の動画を見ました。

ここから
http://www2.nhk.or.jp/pr-movie/detail/index.cgi?id=07_0039

岡田准一はじめ、みなさん、よく頑張られたと思います。

さて、この作品の隠しテーマは何だったのでしょうか?

私は、いつも、最後のセリフに注目しています。

今回の最後は・・・


光の言葉「殿、よぉく、生き抜かれましたのぉ」で終わっています。

私は、この「生き抜く」が今回の隠しテーマだと思うのです。

官兵衛が有岡城の土牢で幽閉されていたこともそうなのですが、象徴的なシーンが33回の放送でありました。

「傷だらけの魂」と題されたこの回。



秀吉の御伽衆となった道薫、かつての村重に対して、茶々が城を捨てて逃げた話をするように激しく求めます。

「聞きとうございます。妻や家臣を見捨て、なにゆえ一人生きながらえているのか、それを聞きとうございます。」

「生き恥をさらして、生きていくしかないと」と道薫は答えた後に、茶々に問い返します。

「父母を殺されながら、なにゆえ敵の元で生きながらえておられるのです。」

このあと、官兵衛はキリシタンになるのです。


第43回「如水誕生」では、如水自身が秀吉に許しを請うています。

「何としてでも生き残る。意気地がないといわれようと、はいつくばってわびを入れてでも生き残る。その方が、某にはふさわしゅうございます」


このドラマは、乱世の中でいかに生き抜くかを、官兵衛、秀吉、茶々、道薫、そして三成の姿で問いかけたのです。

見応えのあるドラマでした。

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