名古屋大学交響楽団 第126回定期演奏会へ行ってきました
一昨日、名古屋大学交響楽団 第126回定期演奏会へ行ってきました
よかった!攻めたエロイカでした。
和田さんは、学生オケだからと手加減せず、自分のやりたい音楽を要求していました。
もちろんそれが本来の姿ですが、アマチュアオケではそうも行きません。
ついていったメンバーが立派です。
コンマスが曲紹介の中で、ベートーベンを「あまり触れてこなかった作曲家」と書いていたのに驚きました。
私の頃は、ベートーベン、ブラームスが主で、チャイコはかなり難しい印象でした。
名大の過去8回の定演の曲は、ブラ1,チャイ5、サン3、ドボ8、ブラ1、幻想、ブラ2,チャイ1。
確かにベートーヴェンはありません。
私好みの曲ばかりで嬉しいのですが・・・・・
ベートーヴェンがないのは理由があります。
大きな学生オケは、ベートーベン以前では「トロンボーンやチューバの出番がなくなる」「Perの出番が少ない」等となるのでわかります。
棒は和田一樹さん。最近、よく聴きます。
エロイカの解釈も斬新でした。
ただ、冒頭で拍手が終えていない中、いきなり始めたのは??でした。
あの和音が聴き取れませんでした。前にもありました。
そして、2楽章の前の、長い沈黙。(予想していましたが・・)
みなさん、息を止めて待っているので、苦しさが伝わってきました。
全体的にはとてもよかった。
やはり名曲でした。
バッハ、ハイドン、ヘンデル、モーツァルト、ベートーヴェン1番・2番の歴史から、
いきなりこの第3番です。
例えると、バイエルを弾いていた子が、いきなりスクリャービンを演奏するようなものです。(ちょっと違う・・・?)
特に2楽章の後半が好きで、いつも涙が出てきそうになります。
ベートーヴェンに感謝!
ただ、個人的には、間違いじゃない?
という音があります。2楽章のチェロです。
昔から、ずっと疑問でした。
今日も注目していましたが、和田さんは、pp で演奏しました。
思ったより自然で、間違い説は否定されるかも・・・・,そんな演奏でした。
プロもよいのですが、私は学生オケが好きです。
甲子園と似ています。
この1曲に、どれだけの時間をかけてきたか・・・。
団員に聴いたら、週4回の練習をこなしてきたと言っていました。
頭が下がります。
和田さんとメンバーに感謝します。
アンコールはありませんでした。
それもよかった。
それだけ、練習が大変だったと言うことです。
コバケンも、アンコールの練習よりメインをもっと深めたいと言っていました。
今回のエロイカならわかります。
それほどすごかった・・・・