《 知識を記憶する;3 》
記憶とは、「記銘(覚える)-保持(保存する)-想起(思い出す)」を合わせたものをいいます。
一度記銘され、保持されたものは、きっかけさえつかめれば想起できます。このきっかけに役立つのが、何といっても語呂合わせです。
「鳴くよウグイス平安京」の類です。
その語呂合わせも、自分で考えたものは、より想起する力が高いようです。
私は、歴史の年号は、よく生徒に語呂合わせを考えさせていました。
「1167年 平 清盛 太政大臣になる」
みなさんなら、どうやって覚えますか?
授業中、ある生徒が、ボソっと「いい胸毛」とつぶやきました。
その時、おそらく誰もが平清盛像に胸毛が生えている姿を想像したのでしょう。
微妙な空白の後で一斉に笑いがおきました。
そして、「これなら忘れない」という声も聞こえました。
確かに覚え方も忘れませんが、私は、このときの様子も忘れることができません。
こうして作った語呂合わせは、次に載せてあります。
http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/nengou.htm
また、次のサイトはとてもよくできています。
http://www.hamajima.co.jp/rekishi/nengo/
次は、私が以前、夏休み特別講座で覚え方を指導した時の自作テキストです。
http://www.tcp-ip.or.jp/~syaraku/oboekata.htm
こうやっていると、覚えることは楽しみになってくるから不思議です。
ぜひ、自分でも考えてみてください。