ハイドン：交響曲第62番ニ長調 （スコア付き）
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン： 交響曲第62番ニ長調 Hob.I:62 （スコア付き） 作曲年代：1780年 演奏：トロント室内管弦楽団
00:00 第1楽章 Allegro (ニ長調) 07:49 第2楽章 Allegretto (ニ長調) 14:28 第3楽章 Minuet. Allegretto (ニ長調) – Trio (ト長調) 17:33 第4楽章 Allegro (ニ長調)
《交響曲第62番ニ長調》は、ハイドンがエステルハージ家に仕えていた時期の作品で、1780年ごろに作曲された。第1楽章は、1777年に作曲された《序曲ニ長調Hob.Ia:7》が転用されている。この序曲は、《交響曲第53番ニ長調『帝国』》の第4楽章にも転用されていたが、そちらはのちに新しいものに書き換えられている。 ハイドンの交響曲らしい標準的な作品であるが、第4楽章の冒頭はやや風変わりである。6小節にわたって調性が安定せず、7小節目からニ長調の主題が現れる。この主題は、ベートーヴェンの《交響曲第1番ハ長調 作品21》第1楽章の第1主題に似ている。