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曼陀羅寺 宝物拝観

2018-04-30 10:59:46 | 宗教の窓
曼陀羅寺 宝物拝観を見てきました。

曼陀羅寺にはたくさんの宝物があります。

かつては国宝と言われた時期もある重要文化財(国指定)の銅鐘や絹本著色浄土五祖像。
県指定有形文化財の浄土変相当麻曼荼羅図。

市指定文化財の織田信雄禁制、絹本著色三尊弥陀来迎図 など多数あります。

なかでも、平成22年に見つかった胎内仏は貴重です。
曼陀羅堂の曼陀羅図の両脇にある観音菩薩、勢至菩薩の中から見つかりました。
胎内仏としては全国最大レベル。
市指定から始まって、県・国へとステップアップしていけそうな逸材です。

しかし、今日見たかったのはこれではありません。
4月26日に中日新聞で紹介された曼陀羅寺の境内図です。
※ 撮影が禁止されていたため新聞の拡大です。

小田切春江の絵を多色刷りで刷ったものです。

白黒版は見たことがあるのですが、これは初めてでした。

現在8つある塔頭は、かつては13ありました。
濃尾大地震等で倒壊し、5つは廃寺となってしまいました。

被災後に造った屋根頂上の「箱棟(はこむね)」と呼ばれる部分の木材に、被害の様子が書き残されており、その箱棟も見ることができました。

「塔頭」は、禅宗に多い脇寺のことで、それぞれ独立した寺院です。

妙心寺は40あまり、大徳寺では20あまりの塔頭があります。
大徳寺で20あまりとなると、曼陀羅寺の13は、かなりの大きなお寺であることがわかります。


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